2016年08月15日

サイバー・セクシャル・ミドヴァニィ「アウト・オブ・ザ・ブルー」 CYBER SEXUAL MDVANII "OUT OF THE BLUE"

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青い、青い、吸い込まれるように深いコバルトブルーの空。金色に塗られたボディを輝かせ、スカイダイビングしているように見えるミドヴァニィ。彼女の足元には、ショッキングピンクの絞り染めのイブニングドレスが置かれている。それは、まるでセミの抜け殻のようにも見え、美しいドレスを脱ぎ捨て、ファッションドールという殻から脱皮し、新しいステージへ向かうミドヴァニィのスピリットを象徴しているかのようだ。

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この鮮烈なイメージと象徴性に満ちたミドヴァニィは、サイバー・セクシャル・ミドヴァニィ「アウト・オブ・ザ・ブルー」と題され、"Mdvanii ceci n'est pas une poupee" (ミドヴァニィ、これは人形ではない)というパラフレーズと共に、2007年に発表された7体の作品のひとつである。

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彼女は、鮮烈なブルーの合成素材が敷き詰められ、不揃いな石のパターンが表現されたリノリウム板の扉が付いた木製の箱に、胸から下を金色に塗られたヌード姿で首に赤いリボンを結び、黒いコードによって吊り下げられている。そして足元に置かれたドレスを着せることはできない。この独特の審美的表現は、隠喩における願望の隠された目的(それにより、結局はフラストレーションが起こされる)を暗示しているのでは、という見方もできるであろう。
さまざまな解釈が可能であるが、作者であるビリーボーイとララの創作への新しい挑戦を象徴していることだけは間違いない。

因みに、私は、日本へ上陸したばかりの彼女たち7体が並んだ姿を見たとき、プレアデスの星々になったアトラスの7姉妹(ギリシャ神話)を思い浮かべたものだった。

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何はともあれ、非常に悩ましい作品である。そして無条件に美しい美の女神だ。
「私は人形ではない」と言う、このパワフルで魅惑的なミドヴァニイの少女のような顔、その切れ長の目は一体どこへ向けられているのだろうか?

2007年制作
人形本体はレジン製
7体限定制作されたうち、現在5体の在庫があります。ご興味ある方には情報を送りいたしますので、管理人までご連絡ください。

Photo(c) Sumiko Watanabe

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ミドヴァニィに関する公式のサイトは以下のものです。

http://www.mdvanii.ch/en/mdvanii/

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2016年05月14日

「オランジュリのカクテル」イーディ "Coqueterre a l'Orangerie" Edie

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モネの「水蓮」をはじめ、ルノワール、セザンヌなど印象派の絵画コレクションで有名なパリ・チュイルリー公園の中にあるオランジュリ美術館。この「オランジュリ」という名を冠したイーディ(ミドヴァニィの妹)作品が、今回ご紹介するものである。
作者ビリーボーイによれば、オランジュリ美術館で開催される展覧会プレビューのカクテルパーティーに多くのセレブと共に招かれたイーディの姿を表したという。

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彼女がまとう飛び切りのカクテルスーツは、1910年代のポール・ポワレ風の金と黒のラメ地のドレス(ローウエストの切り替えに、トップはオレンジ色のシルク)とお揃いのラメ地で作られたシャネル・スタイルのジャケットに、オレンジ色の羽毛のトリムが付いたカクテルハット。そしてオレンジ色のストッキングにプラットホーム・シューズを履いている。装身具は、金・黒・オレンジ色のビーズのイヤリングとネックレス。更に、ゴールドのカフス・ブレスレットがコーディネートされている。そのほか、彼女の持ち物として、ドレスとお揃いのラメ地でできたチェーン付きのショルダーバッグとカクテルグラスが用意されていた。
まさにフレンチ・ヴォーグから抜け出してきたようなカッコ良さだ!

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なお、彼女のホワイトヘアーはモンゴリアン・ラムの毛によるものであり、メークはミステリアスなブルーのアイシャドーにオレンジ・ベージュのリップス。
非常に美しい、凄みさえ感じさせる顔からは、ティーンエイジ・ガールとは思えぬ貴婦人のような雰囲気と妖気が漂う。
極めて高いファッション性が特徴のポーセレン製イーディの逸品である。

因みに「コケッテール」とは、「カクテル」と「コケット(色っぽい女)」を掛けたビリーボーイの造語。彼は、こういう遊びが得意だ。

1997年制作
人形本体は、フランスのセーブル窯で焼成されたポーセレン製。

Photo (C) Sumiko Watanabe

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2016年03月26日

「グルービー・チック」ミドヴァニィ "Groovy Chick" Mdvanii

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春の息吹を感じさせるようなフレッシュでクールなミドヴァニィ。
当作品は、1996年に発表された「グルービー・チック」"Grovy Chick" と命名されたものである。それまでのパリジャン・シックな彼女のイメージを超えた非常に大胆でグルービーな、1970年代ファッションを想起させるようなスタイルを持っていた。

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彼女が着ているのは、美しいボディ・ラインを引き立てるジャストフィットのファブなベルボトム。ジャンプスーツ。アクアブルーの地にポップな図柄がプリントされた麻製であり、総裏付き。そして、黒い革製ベルトと黒いハイヒール・パンプス。装身具は、パールとビーズを組み合わせたイヤリングと、ブルー、ネイビー、ホワイトのビーズでできたネックレス。ブルーの瞳と呼応していて何ともチャーミングだ。

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そして見どころの一つは、髪型。グレーのベリー・ショートのモールドヘアーの上にプラチナブロンドの人毛を用いたフリップ・ヘアーのウィッグを被っている。これは、パリ美容界の大御所であった故アレクサンドル・ド・パリによってスタイリングされたものだ。

メーキャップは、グレーのアイシャドーにつややかなレッド・リップスとネイルス。グラマラスで完成度も高く、たとえ様もなく美しい。髪型、衣装とのカラーコンビネーションも見事である。

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そして付属品には、シルバーのチェーンが付いたアクアブルーのショルダーバッグと "DOLLS JUST WANNA HAVE FUN!" というメッセージが書かれたプラカードが含まれていた。
因みに、この「グルービー・チック」と題されたミドヴァニィは25体制作され、それぞれ一点ものも髪型とメーキャップが施され、更にプラカードのメッセージも異なっていた。例えば、
"I'M FABUROUS SO WHAT?"
"A SEXY GIRL IS NO BIMBO"
"CHEAP EARRINGS ARE GIRL'S WORST FREINDS"
なかなか洒落ている!
なお、ご参考まで、タイトルの "Chick" とは "Girl" のスラングである。

何はともあれ、春の香り満載の「グルービー・チック」ミドヴァニイのイメージをお楽しみいただければ幸いです。

1996年制作
人形本体は、フランスのセーブル窯で焼成されたポーセレン製。

Photo(C) Sumiko Watanabe


お知らせ
来たる4月2日(土)に、恒例のミドヴァニィ・メール・オークションを開催いたします。
今回ご紹介の「グルービー・チック」ミドヴァニィを含む19点が出品され、大変貴重で価値ある作品をラッキー価格で入手できる絶好のチャンスでもあります。
ご興味ある方には、オークション・カタログをお送りいたしますので、当ブログ管理人、又は下記までご連絡ください。

Email: sumikowatanabe@lime.ocn.ne.jp



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2016年01月10日

ビリーボーイのインタビュー記事 An Interview with BillyBoy*

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オートクチュール・アクセサリーのコレクター、そしてシュールなアクセサリーのクリエーターとしてのビリーボーイへの非常に長いインタビュー記事がネット上に公開されている。
大変興味深い内容。魅惑的で豊富な画像も大いに楽しめる。
ぜひご覧ください。↓

http://sararacouture.com/jewelry-according-to-billyboy-an-interview-with-the-avid-collector-of-haute-couture-accessories-and-creator-of-surreal-bijoux/

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2016年01月01日

HAPPY NEW YEAR 2016 謹賀新年

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       明けましておめでとうございます。

写真の作品は、ポーセレン製のディー。ローズピンクのシルクサテンのフィッシュテール・イブニングドレスに、ゴールド・ラメ地にブラックの模様が織り込まれたポール・ポワレのファブリックを用いたロングストールをまとっている。メークもジュエリーもゴールドを基調にしたゴージャスなもの。作者ビリーボーイが所蔵している極めて貴重なディーの逸品である。

今年もどうぞよろしくお願いいたします。

2016年元旦
SW JAPAN 渡辺純子

Photo(C) BillyBoy*

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2015年12月12日

「アラビアのロレンス」ゼドリック "Lawrence d'Arabie" Zhdrick

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「タフでハンサム、肉体的唯美主義と精神性が結合した男性たち。過去の概念による差別や偏見を無視し、愛と平和、創造性、そして美を尊重する男性像」と高らかに創作コンセプトを掲げて生み出されたのが、ビリーボーイ BillyBoy* の男性人形たちであった。彼らがミドヴァニィ Mdvanii の世界に登場したのは1992年。白人のロギィ・ロギィ Rhogit-Rhgit と双子の弟ティームキー Tiimky そして黒人のゼドリック Zhdrick であった。

          ↓の写真は、男性人形の創作コンセプトを示した小冊子。
          Rhogit-Rhogit  brochure.jpg zhdrick in brochure.jpg

彼らは身長約27cm。レジン製。解剖学的に正確さを目指した男性ボディーを持ち、当時、世界で最もセクシーな男性人形と呼ばれ、センセーションを巻き起こした。因みに、ロギィ・ロギィはアーティスとであると同時に水兵であり、ミドヴァニイの恋人。ティームキーは生物学者。そしてゼドリックは黒人美女ディーの弟でありミュージシャン。全員がバイセクシャルという設定であった。

その後、1995年から1997年にかけて、彼らには更なる品質と芸術性の向上が図られ、その身体はフランスが誇る名窯セーブル窯で焼成されたポーセレンによるものとなって生まれ変わった。彼らの身長はレジン時代に比べ少し伸び、28.5cmとなり、その分、足が長い。又、首は左右に回るだけでなく、あらゆる角度に傾けられ、手足のジョイントも改良が加えられ、よりスムーズにポーズが取れるようになったのが特徴だ。又、ボディー・スタイルも更にリアリティーが追及され、セクシーさに磨きがかけられた。

前置きが長くなったが、このポーセレン製の黒人男性ゼドリックの最高傑作と言えるのが、今回ご紹介する「アラビアのロレンス Lawrence d'Arabie」である。
本作品は、映画「アラビアのロレンス」(1962年イギリス映画。デヴィッド・リーン監督。ピーター・オトゥール主演)に敬意を表したもの。但し、本来、白人であるロレンスを、作者ビリーボーイは敢えて黒人のゼドリックによって表現し、又、ロレンスが乗るラクダを馬に置き換えている。

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ブラウンの肌に精悍さと優しさを併せ持つようなブラウンの目、官能的な厚い唇、このゼドリックが着ているのは、白い木綿のチュニックに18世紀のシルクの布地を使用した美しいベスト、白いウールのサウレルパンツ、ウエストには黒革製の編みベルトをしめている。そして頭部にはベージュのシルク製ヘッド・スカーフにヘッド・バンド。左耳にピアス、そして木製のビーズ・ネックレスと「チャーム・サッチェル」と呼ばれる胸に下げる小さな袋を首につけ、右手首にはトパーズ色のビーズでできたブレスレットをはめている。そして白いチュニックとサウレルパンツの下には、身体のラインをくっきり浮かび上がらせる黒いボディー・レオタード。ゼドリックの肉体美を際立たせる何とも悩ましいスタイルである。そしてグレーのスエード製ブーツ。

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この他、付属品として、アフリカ人アーティストの作である革張りの馬、乗馬用のムチ、革製の大きなバッグ、18世紀の布地を用いた敷物が含まれる。そして、この作品「アラビアのロレンス」は、赤にゴールドの唐草模様がプリントされた亜麻布にくるまれ、エキゾティックな手編みのカゴに入れられていた。

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心憎い演出が満載された非常に存在感のあるポーセレン製ゼドリックの究極の作品と言って過言ではなく、作者ビリーボーイの男性人形創作への並々ならぬ情熱とこだわりが伝わってくる。
当時、同じテーマで5体制作(全て一点ものの顔と衣装を持つ)され、現在ここにご紹介した1体のみ入手可能である。

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1997年制作
販売可能品

Photo (C) Sumiko Watanabe

Xmas セールのお知らせ

今回ご紹介した「アラビアのロレンス」ゼドリックを含むミドヴァニィの世界の男性人形たちを、12月19日(土)から、スペシャル・プレゼント付き、超お得なプライスにて販売いたします。
ご興味お有りの方には、カタログをお送りいたしますので、下記までご連絡ください。

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2015年10月01日

ベネディクト「ジュー・ド・ポーム」 Benedict, "Jeau de Paume"

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前回に引き続き、18世紀末フランスのファッション風俗として知られる「アンクロワイアーブル」をモチーフにしたビリーボーイの木製男性人形ベネディクト。本作品は、「ジュー・ド・ポーム」と名付けられた衣装を身に着けたものである。

因みに「ジュー・ド・ポーム」の意味であるが、手のひら又はラケットでするテニスの一種のことであり、フランス史に於いては、1789年6月29日第3階級議員たちが室内ジュー・ド・ポーム場に集まり、憲法制定まで解散しないことを誓ったというエピソードが伝えられている。

このベネディクトが着ているのも典型的なアンクロワイアーブル・ファッションであり、細身のシルエットが美しい。

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高い衿の付いた白いシルクサテンに黒い縞が入ったシャツを着こみ、パールのピンが付いた18世紀のバティスト(薄手木綿)のスカーフ、ビーズ刺繍が施されたブラウンのウールのジレ、白いシルクサテンのキュロットにカラフルはハイソックス、青いタッセルが付いた黒い革製のロングブーツを履いている。その上には、黒いベルベットの衿とカフスが付いた黒いシルクサテンのルダンゴトをまとい、黒いシルクハットを被って、ルビー風の指輪にモノクル、そして頭部に金の飾りが付いた木製のステッキを持っている。更に、遊び人であることを象徴するような青紫色のアンティーク・ガラスでできたダイスが2個とパイプが付属品として含まれていた。

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少しカールさせたプラチナブロンドのロングヘアーを後ろへなびかせ、スカーフで口まで覆うというアンクロワイアーブル・スタイルが見事に反映された何とも誘惑的な作品である。癖のある怪しい目つきも見逃せない。

1994年制作
個人蔵

Photo (c) Sumiko Watanabe

NEWS
アンディ・ウォーホル Andy Warhol がビリーボーイ BillyBoy* の為に描いたバービー Barbie の肖像に関するホットな記事が本日BBCより発表されました。


http://www.bbc.com/news/magazine-34407991

又、下記のリンクにも、BBCラジオによるビリーボーイのインタビューが含まれています。

http://www.bbc.co.uk/programmes/p0333ln9

http://www.bbc.co.uk/programmes/p032x5d8


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2015年09月24日

ビリーボーイの木製男性人形「ベネディクト」 Benedict, une poupee Incroyable

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今から10年以上前、1994年に発表されたビリーボーイの男性人形「ベネディクト」。彼はフランス革命後の18世紀末のファッション風俗「アンクロワイアーブル」を表現したものであり、ビリーボーイのドール・クリエーションの中でも最もユニークで希少価値が高いと言われている。その純粋無垢な愛らしさと温かみは他に類を見ない。

ところで、「アンクロワイアーブルって何だ?」と思われる方も多いことだろう。
「アンクロワイアーブル Incroyable」とは、フランスで1795年から1799年までの執政官時代と呼ばれた期間、人目を引く奇抜なファッションにより自己表現し、時代に新風を吹き込み、新しい文化の形成に大きな役割を果たした若者グループである。知的不良青年、日本で言えば「傾奇者」と言ったイメージであり、現代のパンク・ファッションに通じるものがある。
彼らは、ビート風に伸ばした髪を後ろへカールさせ、極端に高い衿のシャツに派手なジレ(ベスト)を着こみ、膝のところをボタンで留めたキュロットを穿き、大きく折り返った上衿の付いたルダンゴト(コート)に、首の周りには顎から口まで覆う(口を見せないのが粋とされた)並外れて大きなクラヴェット(ネクタイまたはスカーフ)を巻き、大きな二角帽を被り、沢山のブルロック(時計の鎖や腕輪に付ける小さな鎖)や2個の懐中時計を身に着けていたことなどが伝えられている。又、細身のステッキを無造作に弄ぶことが粋とされていた。こうした彼らのスタイルは、当時の常識から見れば常軌を逸したものであり、社会の価値観に対する挑戦であった。そしてそれは、1920年代や1960年代のファッション革命、その後のパンク・ファッションを先取りするものでもあった。

このアンクロワイアーブルを表現した木製の人形「ベネディクト」。彼の身長は約30cm。18世紀から19世紀にかけてヨーロッパで作られたウッドン・ドールのスタイルからインスパイアーされたボディ・スタイルを持ち、肩、肘、足の付け根、膝に釘で留められた関節がある。
又、髪には人毛が用いられ、パリ美容界の大御所であった故アレクサンドル・ド・パリのアドバイスによってアンクロワイアーブルの髪型が忠実に表現されている。
そして衣装には、18世紀から20世紀初頭の貴重なファブリックが使用され、「プレ・カテラン」、「18フローレアル」、「ジュー・ド・ポーム」といったフランス革命に因んだ名を持つ3つのスタイルが作られた。
作品は30体制作され、25体が日本へ上陸した。

今回ご紹介するベネディクトは「18フローレアル」と命名された衣装を着た作品。
因みに「18フローレアル」とは、仏史・共和歴花月(4月20日または21日から5月19日または20日)の18日を意味する。

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高い衿の付いた白いシルクサテンのシャツに、パールのピンが付いた18世紀のバティスト(薄手木綿)のスカーフを巻き、ビーズ刺繍が施されたブルーグレーの地に花柄のシルクのジレ、白いシルクサテンのキュロットにカラフルなハイソックス、そして青いタッセルが付いた黒いスエード製のロングブーツを履いている。

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そして大きな黒いベルベットの衿が付いたコバルトブルーのルダンゴト(コート)、更に仕上げはコカルドと呼ばれる赤・青・白の花形徽章が付いた黒い大きな二角帽。小物はトパーズ風の指輪とモノクル。そして、金の飾りが頭についた木製のステッキ。この他、付属品として、遊び人であることを示すアンティーク・ガラスでできたダイスが2個とパイプが含まれていた。

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常軌を逸したアンクロワイアーブルの典型的なファッションが見事に反映されている。そして、この上なく愛らしい顔!それがこの作品の魅力を増幅させているように思う。

1994年制作
販売可能(ご興味ある方は管理人までお問い合わせください)

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2015年06月16日

黒人美女ディーの日曜日 Semaine de Dheei "Dimanche"

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黒ヒョウを想わせるような鋭いまなざしに、ルビーレッドのセクシーな唇、鮮やかなオレンジ色のヘアー。圧倒的な存在感を示す黒人トップモデルのディー。
前回登場した「真夜中のランデブー」というテーマを持つミドヴァニイと同年1995年に制作されたポーセレン製ディーの最初のシリーズ作品のひとつであり、彼女の1週間のライフスタイルをファッションと共に表したものだ。「月曜日」から「日曜日」まで各1体制作され、本作品は、その「日曜日」である。

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彼女が着ているのは、黒いシルクサテンのトップにシルバーグレーのシルクタフタのロングスカート。ウエストにピンクのシルクオーガンジーのロングストールをサッシュ風に巻きつけている。黒い肌とオレンジ色のヘアーを効果的に見せる絶妙なカラーハーモニーが実に美しい!そしてゴールドのハイヒールパンプス、装身具は凝ったビーズのネックレスとガンメタルのカフス・ブレスレットがコーディネートされている。又、付属品にはゴールドのパース、香水瓶、手描き模様が入ったシルバーメタルの扇と木製のマンドリンが含まれていた。

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黒人美女ディーは日曜日にマンドリンを奏で、真夜中になるとガールフレンドのミドヴァニィとの密会に出掛けるようだ。

オレンジ色のヘアーを持つディーには魅惑的な作品が多いが、とりわけ本作品は見る者に衝撃的な印象を与える絶品!加えて、ポーセレン製最初のディーという特別な意味を持つ非常に貴重な作品である。

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1995年制作
人形本体はフランスのセーブル窯で焼成されたポーセレン製
個人蔵

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2015年05月05日

「真夜中のランデブー」ミドヴァニィ "Redez-vous a Minuit" Mdvanii

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深海魚を想わせるような妖しい美しさ!色白の肌にブロンド、青い瞳、そして眉と目の間が広く平面的な顔立ちが、西洋と東洋をミックスしたような不思議な魅力を醸し出している。
彼女は、1995年に発表されたポーセレン製のミドヴァニイ。「真夜中のランデブー」といタイトルが付けられていた。

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彼女が着ているのは、黄色のトリムが付いたコバルトブルーのシルクサテンのイブニングガウン。その下には、チェリーレッドのローシルク製半袖シースドレス、そして黒いエナメルのハイヒールパンプスを履いている。装身具は、イエローの大きなラインストーンがアクセントに付けられた黒いビーズのネックレスだ。この他、付属品には、黄色の地に紫色の手描き模様が入ったシルバーメタル製の扇と香水瓶、ハンドバッグ等が含まれていた。

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真夜中の夜会に出掛けるミドヴァニィのファッションを表したものであるが、さて、気になるのは、そのお相手である。作者ビリーボーイの説明によれば、相方は黒人美女のディー。ミドヴァニィの世界は1990年の当初から「LGBT」であった。

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1995年制作
人形本体は、フランスのセーブル窯で焼成されたポーセレン製。
販売可能:お問い合わせください。


お知らせ

ミドヴァニィ・メール・オークションを5月30日(土)に開催いたします。
今回ご紹介の「真夜中のランデブー」はじめ、初期レジン製からポーセレン製までの作品(ミドヴァニィ、ディー、イーディ、衣装等)が出品されます。
ご希望の方には、オークション・カタログをお送りしますので、下記(又は当ブログ管理人)までご連絡ください。

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2015年03月06日

「エコリエール」イーディ "Ecoliere" Edie

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透き通るような白い肌にブルーの瞳と美しいホワイトヘアー。妖精さながらの美少女だ。
絶妙なコントラストを利かせた真っ赤なヘチマ衿のついたタータンチェックのドレスにお揃いの帽子を被っている彼女は、ミドヴァニイの妹でグルービーなティーンエイジガール、イーディである。

本作品は「エコリエール」(女子学生)と題された1997年発表のポーセレン製一点もの特別作品。フランスの女子学生のイメージを表したものだ。

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パリの学生街カルチエラタンを闊歩する一際目を引くチャーミングな女子学生のイーディ。その美しいホワイトヘアーはモンゴリアン・ラム(子羊)の毛でできている。白い衿と赤い袖のついたタータンチェックのミニドレス。その上に、赤いヘチマ衿がついたドレスとお揃いのタータンチェックのベストを着ている。同じくお揃いのベレー帽。白いストッキングに黒と赤のプラットホーム・シューズ。学生らしいベージュの革製ナップサックもカワイイ。ジュエリーはシックなパールのイヤリングとゴールドのブレスレット。お洒落なパリジェンヌのセンスがいたるところに反映されている。

この他付属品として、タータンチェックの布で作られたテディベア、木製のおもちゃの椅子、赤い傘、銅製のティーポットとティーカップ、そしてバイオリンが含まれていた。

               ecoliere 7.jpg

ナチュラルメークの美しい顔はこのうえなく誘惑的で悩ましい。
また、子羊を想わせる柔らかなホワイトヘアーのせいか、そして今年が未年(ひつじ年)のせいか、このイーディがヒツジの精霊にも見えてくる。

                ecolire 3.jpg

1997年制作
人形本体はフランスのセーブル窯で焼成されたポーセレン製
個人蔵

Photo (C) Sumiko Watanabe

ミドヴァニィに関する公式サイトは以下のものです。

http://www.mdvanii.ch/en/mdvanii/

Mdvanii and all related names and the name of BillyBoy* is the sole copyright and trademark of BillyBoy* and used with permission click on this link for all copyright information.

http://www.fondationtanagra.com

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2015年01月01日

A HAPPY NEW YEAR 2015 "LUV"

LUV Tzulli.jpg

新年あけましておめでとうございます。

写真の黒人美少女は、1995年に発表されたポーセレン製ズゥーリィの一点もの作品「ズゥーリィの1週間」より「火曜日:ラブ」(Mardi "LUV" from LaSemaine de Tzulli 1995)
因みに"LUV" とは"LOVE"のスラング。

今年も皆様に"LUV"
どうぞよろしくお願いいたします。

SW JAPAN
渡辺純子

ミドヴァニィについての公式サイトは以下のものです。こちらもご参照ください。

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2014年12月07日

アールデコ・ファッションをまとう人形 ジビ「花火」 ZIBBI "Feu d'Artifice"

zibbi feu d' artifice 1.jpg

アールデコのファッション・プレートから抜け出てきたような、この魅惑的な人形。彼女の名は「ジビ ZIBBI」という。
ビリーボーイのドール・クリエーションの中でも、とりわけ制作数が少なく、伝説的なファッションドールと呼ばれているのが彼女。
1920年代のフランスのブドワール人形(女性の寝室や居間のソファ等に置く、大人のスタイルをしたファッショナブルな人形)の伝統的スタイルを受け継いだハイ・ファッションドールである。1994年に25体、そして1996年に27体制作された。

ジビの身長は約70cm。頭部、手、足が手仕上げのレジン製。胴体部分がキッド革(子ヤギの革)で作られている。
衣装には、ビアンキニ・フェリエ社のゴールドやシルバーのラメ地等を含む20世紀初頭からアールデコの時代までの貴重なファブリックが惜しげもなく用いられ、それらによるオートクチュール仕立てのドレスは、ポール・ポワレ、ジャンヌ・ランバン、マダム・パキャン、ジャン・パトゥー、ワース、スキャパレッリ等、1920年代の有名クチュリエの作品を喚起させる絶品揃い。又、ジュエリーには、1920年代のシャネル(グリポワ)のパールやビーズ等がふんだんに使われている。

今回、ご紹介するジビは1994年の初版のひとつで、「花火 Feu d' Artifice」という作品名を持つ。
彼女が着ている白黒のフリンジ・ドレスには肩から胸にかけて、フランスの有名刺繍作家であるキャロリーヌ・ルーセルによる鮮やかな刺繍が施されていて、このドレスの魅力を増幅させている。

                  zibbi feu d' artifice 4.jpg

その上には、ゴールド・ラメの裏地が付いた黒いシルクのケープ。そして頭部には羽根飾りの付いた黒いヘアーバンド。その正面には、シャネルのサインが刻まれたジュエリーが付いている。
装身具はパールのイヤリングとネックレス。

                 zibbi feu d'artifice 2.jpg zibbi feu d' artifice 3.jpg

そして付属品には、ピンクの煙草が6本入った黒いエナメルのシガレット・ケース、ゴールドの長いシガレット・ホルダー、灰皿、マルチーヌ・スタイルの図柄が描かれた銀色の扇、そしてシルバーのメタル製メガネが含まれていた。

               zibbi feu d' artifice 5.jpg

彼女のヘアーは、赤茶にシルバーのメッシュのスタイリッシュなショート・ボブ。そして赤色サンゴ色のリップスとネイルス。1920年代のエキセントリックでお洒落な女性像が表現されている。
そして、彼女の誘惑的な眼差しからは、どこか日本の浮世絵の美人に通じるものを感じるのだが・・・・・・。

このジビを含め、全てのジビ・ドールたちは、20世紀ファッションの輝ける時代、創造的革新性の豊かな1920〜1930年代アールデコの時代へのオマージュであると同時に、アーティスト、ビリーボーイの時代を超えた美へのこだわりと独特の感性が形になったものと言える。

因みに、下の写真は、1997年12月、名古屋パルコにて開催された「ジビのアールデコ・ファッション展」のパンフレット。展覧会は大成功を収めた。

                zibbi exhibition.jpg

ところで、このジビを含むビリーボーイのドール・クリエーション(ミドヴァニィ、ディー、イーディ、男性人形たち)のオークションを、来る12月20日(土)に開催します。ご興味ある方には、オークション・カタログをお送りしますので、当ブログ管理人までご連絡ください。

Email: sumikowatanabe@lime.ocn.ne.jp


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ミドヴァニィの公式サイトは↓
 
http://www.mdvanii.ch/en/mdvanii/

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2014年10月19日

アンディ・ウォーホルが描いたバービーの肖像画 Barbie, Portrait of BillyBoy*

 Barbie by Warhol 1.jpg

故アンディ・ウォーホルが1980年代の初め、ビリーボーイの為に描いたバービーのポートレート。
この度、ロンドンのクリスティーズ(Christie's)のオークションに出品され、話題を呼んだ。因みにオークションが開催されたのは10月17日(金)。
その詳細とビリーボーイへのインタビュー記事が下記サイトでご覧になれる。

http://www.christies.com/auctions/post-war-and-contemporary-art-london-october-2014/billyboy/#interview-section

なお、トップの写真は、ビリーボーイによるバービーの本"Barbie HER LIFE & TIMES" (CROWN PUBLISHING, INC.)に掲載されたポートレートである。

更に下の画像は、1990年、パリの自宅におけるビリーボーイとバービーのポートレート。当時、ヴォーグ誌等いくつかの雑誌に掲載された。

               billyboy-1.jpg
BillyBoy* at home, place Adolphe Max, Paris 1990. GERMAN VOGUE. Artwork: (C) The Andy Warhol Foundation for the Visual ARTs Inc. / Artist Rights Society (ARS), New York / DACS, London 2014.

又、下の画像は1990年代初め、ビリーボーイ宅にての筆者。

                 Barbie by Warholl 3.jpg
Sumiko Watanabe at BillyBoy*'s home 1993 photo by BillyBoy*

ウォーホルとビリーボーイの関係を物語るような、この美しいアート作品。果たしてオークションの結果は如何に?
★結果は、722,500ポンド(約1億3,000万円)で落札された。さすがウォーホルの作品である。

最後にビリーボーの近影↓

              BillyBoy Oct. 2014.jpg

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2014年09月19日

「ドミノ」ミドヴァニィ "Domino" Mdvanii

domino 4.jpg

秋祭りの季節である。
お祭りと言えば、ピンク色の大きな綿あめ。独特の甘く香ばしい香りがノスタルジックな思い出をよみがえらせる。

1992年に発表された「ドミノ Domino」と呼ばれた美しいミドヴァニィは、まさにピンク色の綿あめを想わせるビーハイブヘアーが特徴だった。それは、パリ美容界の大御所であった故アレクサンドル・ド・パリのデザインによるものであり、1960年代のムードが漂う。

                     domino 1.jpg

彼女が着ているのは、白地に黒い花柄プリントのシースドレス。腰の部分にピンクのリボンがアクセントに付けられ、小粋な黒いシルク・ジョーゼットのスカーフを首に巻いている。そして白いストッキングと手袋、黒いハイヒール・パンプス。装身具は、ゴールドと白のビーズによるイヤリングとゴールドのチェーンにハート型のペンダントトップがつけられたネックレス。濃いコーラル色の口紅がグラマラスなムードを増幅させている。

「ドミノ」と名付けられたミドヴァニィ作品には、数種類のバリエーションがあった。1992年の"Exclusive Representatives"カタログには、以下の通り3体の「ドミノ」ミドヴァニィの写真が掲載されている。

                domino 6.jpg

黒いビーハイブヘアーに白いシースドレス、同じく黒いビーハイブヘアーに黒地に白いプリントのシースドレス、そして白いビーハイブヘアーに黒いシースドレスのミドヴァニイたちだ。更に、当時、私が日本に上陸させたのが、上述のピンクのビーハイブヘアーのものや又、赤毛のビーハイブヘアー等もあった。

カタログの説明文の中で、ビリーボーイは彼女たちについて、"It's wildly glamorous......this look will topple her admires" 「それは、えらくグラマラスで、このルックは彼女のファンをよろめかせる」と述べていた。

                    domino 3.jpg

確かに、この「ドミノ」ミドヴァニィの魅惑と甘いピンク色の綿あめの誘惑に打ち勝てる人は多くないと思う。

レジン製
1992年
個人蔵

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2014年08月16日

「フレイム」ミドヴァニィ "Flame" Mdvanii

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燃え立つ様なファイアー・エンジン・レッドのシルクのドレスをまとう悪魔的な美女ミドヴァニィ。「フレイム Flame」と題され、1992年に発表された作品である。

                   flame 4.jpg

このお洒落なカクテルドレスの肩の部分には凝ったビーズ刺繍が施され、オーバースカートの様に見えるペプラムは取り外しができ、外すとバービーの1959年の有名なドレス「シース・センセーション」に似た感じ。そしてドレスとお揃いの粋なカクテルハット。ターコイズと赤いビーズ、そして羽根飾りが付いている。赤いドレスをより刺激的に見せるターコイズ色の手袋と黒いシルクストッキング、真っ赤なハイヒールというコーディネートが憎い。装身具には、赤とゴールドのビーズ・イヤリング、3蓮のパールのチョーカー、ピンクのラインストーンが嵌め込まれたゴールドのブレスレット。

                  flame 3.jpg

彼女のぴたっとしたブラック・ボブヘアーは、人毛製。パリ美容界の大御所であった故アレクサンドル・ド・パリのデザインであった。そして、メーキャップは、ブラウンのアイシャドーに真紅の口紅とマニキュア。
悪魔的なミドヴァニィの魅力が際立つ初期レジン製ミドヴァニィの逸品である。

                  flame 2.jpg

この「フレイム」ミドヴァニィを含む貴重な初期レジン製作品(1990年代のものばかり)が、14体揃ったミドヴァニィ・オークションを来る8月30日(土)夜に行います。
ご興味ある方には、オークション・カタログをお送りしますので、当ブログ管理人のメールアドレスをクリック(当ブログ画面左上)、または、下記アドレスまでご連絡ください。

Email: sumikowatanabe@lime.ocn.ne.jp


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2014年07月07日

サン・ミッシェルで少しお腹が空いたイーディ "Petit creux a St. Michel" Edie

St.Michel 2.jpg

パリ左岸を象徴するエリア、カルチェ・ラタンの玄関口にあたるサン・ミッシェル広場。そこを起点に南へ走るのがサン・ミッシェル大通りだ。その先には古代ローマの遺跡が残るクリニュー中世美術館、そしてソルボンヌも近くにある。
ミドヴァニィの妹であり、グルービーなティーンエイジ・ガールとして登場した「イーディ」。彼女は東洋語を学ぶ学生という設定であった。ひょっとすると、ソルボンヌの東洋語学科だったのかも知れない。

今回ご紹介するイーディは、1995年秋に発表されたポーセレン製の一点もの作品で、「サン・ミッシェルで少しお腹が空いた」と題されていた。
デリケートな10代の少女のボディ・スタイル、手仕上げによるポーセレンのモールド・ヘアーの上にパリ美容界の大御所であった故アレクサンドル・ド・パリによってデザインされた人毛のウィッグを被っている。ヘアー・スタイル、メーキャップ共に1960年代のパリ・ファッションを反映していた。

             St.Michel 6.jpg

そして彼女が着ているAラインのミニドレスは、ピンクと白の「ヴィシー・チェック」と呼ばれるフランスの有名な布地によるものであり、因みに、女優のブリジット・バルドーが何度目かの結婚式に、この布地で作ったウエディング・ドレスを着たというエピソードもある。

                 St.Michel 3.jpg

オフ・ホワイトのストッキングに、淡いコーラル・ピンクのローヒール・シューズ。装身具は、白いビーズのイヤリングと、白とピンクのビーズのネックレスとブレスレット。付属品には、花柄のハンドバッグと新聞、そしてフランクフルト入りのホットドッグとナプキン、デザートの洋ナシとナプキンが含まれていた。サン・ミッシェル大通りを歩いていて、少しお腹を空かせたイーディの為に、ビリーボーイが用意したものらしい。

             St.Michel 7.jpg

パリ左岸、カルチェ・ラタンの香りに包まれたイーディの逸品である。

1995年制作
人形本体は、フランス・セーブル窯で焼成されたポーセレン製
個人蔵

Photo (C) Sumiko Watanabe

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2014年05月27日

ビリーボーイとスキャパレッリのパスカリーヌ・パンドラ・ドール BillyBoy* and Pascaline Pandora doll at Schiaparelli

bb chez schiapareli 2.jpg

スキャパレッリの研究者としても知られるビリーボーイが、新しい本の執筆をほぼ終了したと伝えてきた。アメリカの大手出版社から今年中に出版される予定とのこと。
その本の中に収録されるであろう貴重な写真2点を、今回、当ブログにアップした。

1978年、ビリーボーイが17歳の時に、パリのバンドーム広場にあるスキャパレッリのブティックで撮った写真である。一緒に写っているのは、スキャパレッリのマスコットである「パスカリーヌ」と名付けられた有名なパンドラ・ドール。18世紀の画家の為の等身大の木製のポーズ人形だ。因みに、この「パスカリーヌ」には、「パスカル」という男性のパートナーもいる。
ビリーボーイは、自分の愛用のサングラスをパスカリーヌにかけ、彼女の首に手を回し、又、パスカリーヌは左手をビリーボーイの膝に乗せている。素敵なショットだ!

               bb chez schiaparelli 1.jpg

なお、ビリーボーイが着ている白いシャツであるが、バレンシャガ・オム・オートクチュールだそうだ。そして黒いマニキュアはこの当時からビリーボーイのトレードマークだった。

本が出版されたら、詳細をご紹介したいと思う。

Photo (c) Fondation Tanagra

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2014年05月18日

松山俊太郎さんの思い出とサイキック・インディアン・ドール Memory of Mr. Shuntaro Matsuyama and the Psychic Indian doll

psychic indian 5.jpg

インド学研究者であり、ハスの研究でも知られる松山俊太郎さんが、5月11日に他界された。83歳であった。
心よりご冥福をお祈りする。

彼は、知る人ぞ知る日本の碩学の一人であり、多くの教え子やファンがおられた。
実は、私も彼の教え子の一人であった。その昔、美学校でインドの「タントラ・アート」の講義を受けたことがある。グレーの髪を角刈りにし、着流しに雪駄履きというのが松山さんのトレード・マークだった。並外れた知性に加え、その粋なスタイルと圧倒的な存在感。私はシビレまくり、勝手に師と仰ぎ、お慕いしていた。
その後、いくつかの偶然と幸運が重なり、又、一時期、お住まいが近所だったこともあって、何回かご自宅に招いてくださったこともある。インドのアートや宇宙論、哲学だけでなく、小栗忠太郎や稲垣足穂、澁澤龍彦等を話題に大変楽しい時間を過ごさせていただいた。そして、何十年にも渡り、付かず離れずのお付き合いが続いていた。

その松山さんとの思い出は数えきれない程あるが、私が最も感動したのは、彼の料理の腕前。忘れもしない、ある年の5月のこと、ちょうど今頃だったと思う。彼から「美味しいものを作ったので夕方遊びに来なさい。」と言われ、仕事の帰りにお伺いすると、何と、タケノコご飯が待っていた!詳しいことは割愛させていただくが、その味は生涯忘れることができない。

そして、もうひとつ、忘れ難い思い出が、このブログのテーマであるビリーボーイの人形と松山さんのことである。
意外と思われるかもしれないが、松山さんはビリーボーイの人形に少なからず興味を示してくださっていた。そして、当然と言えば当然かもしれないが、1992年に発表されたインドの神秘と第六感を象徴した「サイキック・インディアン」に特別な関心を寄せてくださった。私はとても嬉しく思い、日本に上陸させた25体の作品の中から、とりわけ美しい黒髪の1体を選び、彼に贈呈。松山さんの個人コレクションとして所有していただきたいとお願いした。松山さんも喜んでくださり、以来、そのサイキック・インディアンは20年以上、松山さんの人生に寄り添って来たはずである。ちょっと、うらやましい!
その人形を、ここで紹介することはできないが、その代わりに、彼女の仲間たちの写真をトップに掲載した。
因みに、下の写真は、サイキック・インディアン専用のオリジナル・ボックス・カバーである。

          pschin indian box 2.jpg pschic indian box 1.jpg

ビリーボーイの人形を、松山さんに長年所有していただけたことをとても幸せに思う。

松山俊太郎さん、良い思い出を沢山残してくださり、本当に有難うございました。

そして、松山さんを長年支え続けて来られ、葬儀委員長を務められた丹羽蒼一郎さんに深く感謝いたします。

合掌

渡辺純子

Photo (c) Sumiko Watanabe

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2014年04月25日

「パルムの僧院」ミドヴァニィ "La Chartreuse de Parme" Mdvanii

Parm 1.jpg

フランスの作家スタンダールの代表作の小説「パルムの僧院」(1839年出版)と言えば、情熱的なイタリアの青年貴族ファブリスの波乱万丈な半生を描いた傑作として知られている。この有名な小説の名を冠したミドヴァニィ Mdvanii。おそらく、作者のビリーボーイ BillyBoy* は、小説の主人公ファブリスが愛した娘クレリアからインスピレーションを得て、このミドヴァニィを制作したと思われる。

彼女は1998年に発表されたレジン製プロトタイプ・ミドヴァニィ(10体限定制作)のひとつであった。珍しいロージー・トーン(普通の肌色よりややローズ色がかった)肌色をしているのが特徴であり、1940年代風の前髪が表現されたブラウン・モヘアの髪。青い花と金色のトリムが飾られたヘアーネット式の帽子を被っている。

    Parm 3.jpg

彼女が纏っているのは、藤の花を想わせるようなロマンティックなロングドレス。ネックラインから肩にかけてミンク風の黒いベルベットのトリムが付けられたブルーグレーのシルク・シャンタンのロングドレスに、裾の黒と白の花のトリムが付いた藤色のオーバースカートが重ねられている。ウエストには、大きな金色のバックルが付いた金色のリボンでできたベルト。そして黒いストッキングと下着に、メタル製の黒いハイヒール・パンプスを履いている。装身具は、金色のループ・イヤリングに金の十字架ネックレスと金色のバングル、そして黒いストロー製のハンドバッグ。
又、彼女のメーキャップと口紅は「マンドリン」と名付けられ、鮮やかな水色のアイシャドーに強く描かれた黒いアイライン、ブライト・ローズの口紅。そしてネイルスには、「モンテ・クリスト伯」と命名されたブライトレッドが使われている。

文学的な味わいのある非常にユニークな美しい作品だ。生き生きして、明るく、そして理知的なムードを併せ持つ顔が、たまらなく悩ましい。もう一度、「パルムの僧院」を読んでみたくなるのは私だけではないかもしれない。

1998年制作 レジン製 個人蔵

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2014年03月02日

「ナエマ」ミドヴァニィ "NAHEMA" Mdvanii

NAHEMA 2 IMG_0001.jpg

「ナエマ」という名を聞けば、ゲランの香水を想い起される方もいるかと思う。
ゲランの香水「ナエマ」は、アラビアンナイトに出てくる美しい双子の王女の一人の名に因んだものと伝えられ、1980年代初頭に発表された。その香りは、バラへの賛辞と言われるように、世界一バラの香料をふんだんに使用されていると聞く。

さて、この同じ「ナエマ」という名を冠したミドヴァニイが、今回ご紹介するものだが、因みに、作者であるビリーボーイは、「ナエマ」という名について、古代エジプトの女神の名であると、当時、私に説明してくれた。

彼女は1998年に発表されたレジン製プロトタイプ・ミドヴァニイ(限定10体制作)の一つである。正規に発売されたレジン製のミドヴァニィ・ドールたちに比べ、濃い肌色をしており、非常に強いトーンのメーキャップと冒険的なヘアースタイルが特徴であった。

                  NAHEMA 1 IMG.jpg

この「ナエマ」ミドヴァニイは、バラ色の肌を持ち、「ムード・ナエマ」と名付けられたメーキャップ・・・・・淡いブルーのアイシャドーに黒いアイラインが強調され、ピンクベージュの口紅、バイオレットのマニキュアが施されていた。
ヘアースタイルは、ミドヴァニイの最初のものと同じ、黒い人毛製のオールバック・ヘアー。その上に、18世紀の金色のリボンを利用したエキゾチックなターバンが巻かれている。
そして、彼女がまとう古典的な花柄のブロケードのカクテルドレスは、胸ぐりと袖、スカートの裾に濃紺のベルベットのトリムが飾られ、ウエストには18世紀の金色のトリムが付いている。
ドレスの下には、淡いピンクの木綿モスリン製のペチコート、やはり淡いピンクのシルクサテンの下着、白いシルクのストッキングをつけ、パールバイオレットのハイヒール・パンプスを履いている。
そして、装身具には、赤いビーズのイヤリングに、パールのチョーカー、ゴールドのカフス・ブレスレットが含まれていた。

エジプトの女神か、はたまたアラビアンナイトの王女か、それはさておき、「ナエマ」の持つ古典的で妖艶なイメージが充分表現された極めて魅惑的な作品だ。
春の宵、彼女の芳香をお楽しみください。

1998年制作
レジン製
個人蔵

全身の写真 Photo (C)Fndation Tanagra
上半身の写真 Photo (C) Sumiko Watanabe

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2014年01月02日

A HAPPY NEW YEAR 2014

Manifesto-Theatre-closeup.jpg

新年あけましておめでとうございます。

アーティスト、ビリーボーイとララ BillyBoy* & Lala によって生み出されたミドヴァニィ Mdvanii の全てが分かる新しいサイトがオープンしました。
ミドヴァニィ・ドールだけでなく、シュールレアル・クチュール、シュールレアル・ビジュー(ジュエリー)、そして彼らのドローイング、その他がご覧になれます。
ビリーボーイとララの過去、現在、そして未来へ向けたアートワークの魅力が満載です。
お見逃しなく!

http://www.mdvanii.ch/en/

今年もよろしくお願いいたします。

SW JAPAN
渡辺純子


Photo (C) BillyBoy* & Lala

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2013年12月04日

マニフェスト ミドヴァニィ MANIFESTO MDVANII

MANIFESTO-Email-1.jpg

MANIFESTO-Email-2.jpg

12月5日から28日までスイス Courroux にあるビリーボーイとララのアトリエ内アートスペースにて、「マニフェスト ミドヴァニィ」MANIFESTO MDVANII と題された展示会が開かれる。
内容は、ビリーボーイとララによるコスチューム・ジュエリー、ミドヴァニィ・ドール作品、デッサン、セリグラフィー、写真など。
日本からは到底行けそうにないが、彼らの活動情報としてお伝えした次第。

なお、ミドヴァニィのサイトが一新され、その充実ぶりが素晴らしい!!!!
ぜひ、ご覧になってください。

http://www.mdvanii.ch/en/

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2013年11月25日

「カーディナル」ミドヴァニィ "Cardinal" Mdvanii

cardinal bis 1.jpg

艶やかな真紅のドレスに身を包んだミドヴァニィ。
1998年秋に発表されたレジン製プロトタイプ・ミドヴァミィ(10体制作)の一人である。
彼女たちの特徴は、正規に販売されたレジン製のミドヴァニィよりも濃い肌色をしており、メーキャップも非常に強いトーンで描かれ、更に冒険的なヘアースタイルをしていることだった。

この「カーディアル」と題されたミドヴァニィは、バラ色の輝く肌を持ち、ダークブラウンのモヘア製の髪は190年代風にスタイリングされており、黒いビーズが刺繍された深紅色のシルク・ジャージーのターバンを被っている。

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そして、彼女がまとっているのは、素晴らしく手の込んだゴールドとピンクのビーズが刺繍された真紅のシルク・ジャケット。それには、「ありたけの愛情」という名前が付いていた。その下には、「私の小さな我儘」と命名された深紅色のシルク・ジャージーのタイトなドレス。そのスカート部に被せられたアシメトリカルなオーバースカート風の飾りは、典型的な1940年代ファッションを示していた。黒いレースのストッキング、真紅のメタル製プラットフォーム・ハイヒール・シューズ。
装身具は、ゴールドのチェーン・イヤリングに、ゴールドのチェーンに手吹きガラスの赤い花が付いたペンダント・ネックレス、そしてゴールドのカフス・ブレスレット。
真紅のスエード風ベルベット製のハンドバッグも手にしていた。

彼女のメーキャップだが、強烈なゴールドのアイシャドーに、「モンテ・クリスト」と名付けられたブライト・レッドの口紅。

パリの香りがムンムンする非常にセクシーなミドヴァニイだ。

日暮れが早くなり、寒さへ向かうこの時期、心に灯がともるようなミドヴァニィだと思い、ご紹介した次第である。

1998年制作
レジン製
個人蔵

全身像正面の写真 Photo (c)Fondation Tanagra
それ以外の写真 Photo (c)Sumiko Watanabe

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http://www.fondationtanagra.com

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2013年11月04日

ビリーボーイと1980年代英国ファッション BILLYBOY* & FASHION IN ENGLAND IN THE 80s

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1980年代英国のファッションについて書かれた本の情報をお届けしたい。
当時、ロンドンに滞在していたビリーボーイBILLYBOY* のエキセントリックなファッション、そして10歳から40歳頃までの彼のユニークなファッション・スタイルが呼び物だ。

因みにトップの写真の彼は、アレクサンドル・ド・パリによるヘアースタイル、彼自身がデザインしたサングラスをかけ、ディズニーのシャツ、そしてターコイズの指輪(父親の愛人だったカウボーイからもらったものとか)、とアフリカのシャーマンからもらったという大きなシルバーの指輪をつけている。
Photo by Pierre Rutschi

その他沢山の魅惑的な写真と記事が見られる。
詳しくは、下記サイトをご覧になってください。

http://what-we-wore.com/post/65667982817/billyboy-in-london

お知らせ

ビリーボーイによる昆虫女性たちの肖像画「インセックス」のカタログができました。
サバイバル力に優れた女性と昆虫を結びつけた非常にユニークなドローイング・シリーズです。
カタログをご希望の方は、下記までご連絡ください。

email: sumikowatanabe@lime.ocn.ne.jp


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2013年09月14日

ビリーボーイとララの人形の家「ザ・ララ・ハウス」 THE LALA HOUSE

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ビリーボーイBillyBoy*のパートナー、ララLalaの名前を冠した19世紀の大型ドールハウスに関する本が作られた。
ドールハウス自体は、ビリーボーイが祖先から受け継いだもので、1880年に制作されたものという。
3階建の大きなハウスの中には、数多くの部屋があり、どの部屋にも当時の素晴らしい調度品が置かれていて、まさに、1880年代のヨーロッパの伝統的なブルジョア家庭の様子を垣間見るよう。
ビリーボーイとララの共同執筆。
詳細は下記サイトで。中身の頁もご覧になれます。

http://www.blurb.fr/b/4552992-the-lala-house

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2013年08月17日

「ボンベイ」ディー "Bombay" Dheei

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日本列島、各地で猛烈な暑さが続いている。
この猛暑を吹き飛ばすような超クールな黒人美女。それが今回の「ボンベイ Bombay」と名付けられたポーセレン製のディーである。1995年に発表された一点もの特別作品。
因みに、「ボンベイ」とは、ボンベイ・スピリット社がイングランドで製造している「ボンベイ・サファイア・ジン」のことであり、このジンは1987年から販売されている。淡いブルーの四角いガラス瓶にヴィクトリア女王の肖像がプリントされたラベルが特徴だ。
ビリーボーイは、この「ボンベイ・サファイア・ジン」からインスピレーションを得て、当作品を制作した。

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彼女が着ているドレスの素材は、サファイアを連想される淡いブルーの玉虫のローシルク。後ろへ長く裾を引く美しいシルエットのガウン。前中央には、沢山の小さなボタンがアクセントに付けられている。そして、ピンクの手袋に、ゴールドのハイヒール・パンプス。装身具は、パールとゴールド、バイオレットのビーズのネックレスとイヤリング、そしてゴールドのカフス・ブレスレット。この他、付属品として、チェリーピンクのシルクのロングストール、ゴールドのクラッチバッグ、香水瓶、ポワレ風のオリエンタルなシルバーの扇、18世紀インドの小さな像などが含まれていた。
ヘアースタイルは、パリ美容界の大御所として知られた故アレクサンドル・ド・パリのデザインによるものであり、ダークブラウンの人毛が使われ、非常に凝ったビーハイブヘアー。
「ボンベイ・サファイア・ジン」の名に恥じない、うっとりするようなディーの名品である。

夏の夜、「ボンベイ・サファイア・ジン」をベースにしたドライ・マティーニに酔い痴れてみてはいかが?

1995年制作
人形本体は、フランス・セーブル窯焼成のポーセレン製。
個人蔵

Photo (C) Sumiko Watanabe

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2013年07月08日

キャロライン・ヴィテッリの展覧会 CAROLINE VITELLI

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ビリーボーイとララBillyBoy* & Lala のアトリエの一角を利用したスペース「ミドヴァニィ・アート・レクタングル」にて、ジュネーブを拠点に活躍する女性アーティスト、キャロライン・ヴィテッリCAROLINE VITELLIの素描展が7月17日まで開かれている。ビリーボーイとララが企画・プロデュースしたものだ。

真っ白な布が一面に張られた壁面、そして黒一色に塗られた家具や調度類が怪しく並ぶ。
作品には、フランスのエロティック小説として有名な「O嬢の物語」(ポーリーヌ・レアージュ作 1954年発表 "Histoire d'O" by Pauline Reage 1954)からインスパイアーされたような顔半分にフクロウのマスク、身体半分をフクロウの羽根で覆った女性像や、20世紀ドイツ人シュールレアリスム画家マックス・エルンストMax Ernst(1891-1976)の魅惑的な油彩画「花嫁の衣装」を彷彿させる作品などが含まれていて、こうしたイメージはどこから来ているのか興味深い。

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左から、ララLala ビリーボーイBillyBoy* キャロライン・ヴィテッリCAROLINE VITELLI

詳しくは
http://www.fondationtanagra.com/fr/article/caroline-vitelli-fr

Photo(C) Fontation Tanagra

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2013年06月09日

ラヴァンドゥー・ディー Lavandou Dheei

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スキャパレッリSchiaparelliの研究家としても有名なビリーボーイBillyBoy*。
彼のスキャパレッリ・ドレス・コレクションの中のジャケットからヒントを得て制作されたのが、この「ラヴァンドゥー」と名付けられたポーセレン製のディーDheeiである。
因みに、「ラヴァンドゥー」とは南仏コートダジュールに位置するリゾート地の名前だ。この地で、かつて、スキャパレッリは多くのお洒落な女性たちのためにドレスをデザインしたと言われる。

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魅惑的な刺繍が胸に施された黒いシルクサテンのぴったりしたジャケットに、イエローのベルト、その下にはフューシャピンクのローシルクのビスチェシースを着ており、バイオレットのストローハットなど、非常にスキャパレッリなカラー・コンビネーションが特徴である。
装身具は、ゴールドの十字架ネックレスとゴールド・レッド・イエローのビーズ・イヤリング。そしてゴールドのハイヒール・パンプスを履いている。この他、付属品としてバイオレットとイエローのコンビの革製ハンドバッグと香水瓶が含まれていた。
チョコレート色の肌にブラック・ボブの髪型、アーモンド型の強い眼差しとダークオレンジの薄くて横長の唇。クールでワイルド、同時にエレガントな雰囲気を見せる、黒人トップモデルを想わせるポーセレン製ディーの傑作のひとつであった。

現在、ビリーボーイはスキャパレッリの本の執筆中という。発刊が待ち望まれる。

1995年制作。
人形本体は、フランス・セーブル窯で焼成されたポーセレン製。
個人蔵。

Photo (C) Sumiko Watanabe

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2013年05月20日

ビリーボイがデザインしたバービー・ドレスのプロトタイプ The prototypes designed by BillyBoy* for Barbie

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ビリーボーイBillyBoy*は、かつてバービー・ドール(アメリカ・マテル社の人形)の世界的なコレクターであった。そして、1984年〜1985年にかけて、バービー・ドレスの為のプロトタイプを沢山デザインしていた。
しかし、それらの殆どが、あまりにもレベルが高すぎ、またディテールに凝っていた為、実現されなかった。

この度、それら幻のバービー・ドレスのプロトタイプの制作ストーリーが、ビリ−ボーイのパートナーであるララLalaことジャン・ピエール・レストラード氏J.P Lestradeによって明らかにされ、タナグラ財団のサイトに、"Please, Draw Me A Barbie Doll"と題された記事としてアップされた。

因みに、トップの写真は、スキャパレッリの1930年代のシルクプリントを用いたバービー
ドレスのプロトタイプ。
photo Laurent Dubuis (C) BillyBoy*

また以下は、そのほんの一部。
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↑商品化された「ル・ヌーボー・テアトル・ド・ラ・モード・バービー」(1985年)と「フィーリン・ブルービー・バービー」を手にしたビリーボーイ。

この他、数々の溜息が出るような美しいドレスを着たバービーと、そのスケッチ、そしてアンディ・ウォーホルやソニア・リキエル、イブ・サンローランなどと一緒の貴重なビリーボーイの写真が数多く披露されている。

http://www.fondationtanagra.com/en/article/draw-me-a-barbie


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