2006年01月20日

Mdvanii from Paris 1990, Fraise Melba フレーズ・メルバ

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夕陽を浴びたアレクサンドル3世橋を背にして立つ情感たっぷりのミドヴァニィ
パリの歴史とロマンを映し出したような彼女の顔の美しさに息を呑む。それは、若さを売り物とする美しさとはレベルが違う精神的に成熟した大人の女性の洗練された美しさである。

彼女のヘアースタイルのせいだろうか、日本人女優・岸恵子のイメージと重なってしまう。53年前、東京の数寄屋橋の上で、春樹と命を助け合った「君の名は」の美女は、今、パリのアレクサンドル3世橋のたもとで、パリジャンの若い恋人を待っている・・・・なんていうのは、想像し過ぎだろうか?

Fraise Melba, 「フレーズ・メルバミドヴァニィ、彼女がまとうのは、ビーズとスパンコールと金糸で刺繍された飛び切りグラマラスなイブニングドレス。
ミッドナイト・ブルー、フューシャ・ピンク、ターコイズ・グリーン、シルバーグレーなどのカラー・バリエーションがあり、マッチした色のロング・ストールと長い手袋などがコーディネートされていた。このようなドレスの場合、ネックレスはつけないのがシックだ。なぜなら、ドレスのゴージャスな刺繍とぶつかってしまうから。

ヘアースタイルは、オールバックの人毛のウィッグの上に、更に、セミロングの人毛のフリップヘアーのウィッグを重ねて被っている。ミドヴァニィのヘアー・デザインは、最初のものから、全て、パリ美容界の大御所であるアレクサンドル・ド・パリ(数年前に引退)が手掛けている。
因みに、この写真は、1992年3月に横浜人形の家で開催した「ミドヴァニィ・ドール」展の案内ハガキに使ったもの。良き思い出が一杯詰まっている記念すべき1枚だ。

写真:ビリーボーイ Photo copyright of BillyBoy*

Mdvanii and all related names, and the name BillyBoy* is the sole copyright and trademark of BillyBoy* and used with permission click on this link for all copyright information.
http://www.fondationtanagra.com

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フレーズ・メルバミドヴァニィは、1990年秋、日本へ5体が上陸した。
ドレスのスカートにボリュームがあるため、ワイドなデラックス・ボックスに入れられている。
顔のアップ写真をお見せできないのが残念だが、ノーブルな貴婦人風、若々しく気の強そうな顔、憂いを含んだアンニュイな顔、グラマラスな女優風、など5体が、それぞれ違ったメークとヘアースタイルを持っていて、異なる個性が表現されていた。

この手のスカートが広がったイブニングドレスのミドヴァニィは、欧米のコレクターには大人気だったが、日本では、当初、あまり理解されなかった。おそらく、このような大げさなドレスを着て行くシーンが殆どない日本と、パーティーが頻繁にある欧米との生活習慣の違いから来るものだったと思う。

しかし、単なるヒラヒラ、フリフリのお姫さまスタイルではない本物のエレガンスを見抜いてくれるコレクターが次第に現れ、数ヶ月のうちに完売となった。

現在、全て、個人蔵。


posted by sumiko at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | Mdvanii from Paris 1990 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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