2011年06月05日

バービーと私 "Barbie and me" by Fumiko Miyatsuka

Barbie Book by Fumiko Miyatsuka.JPG

ミドヴァニィ・ドールの創作者であるビリーボーイは、バービー・ドールの世界的コレクターであり、研究家としても知られている。その彼と私が知り合ったのもバービーがきっかけであった。1980年代初め、パリに住んでいた頃のことだった。そして1986年、日本に帰国してから、有志とともバービー・コレクターズ・クラブJAPANを設立した。私が、国内でバービーの組織を作ろうと思った大きな理由は、20世紀最大のロングセラー・ドールとして世界中の人々から愛されてきたアメリカ・マテル社のバービー・ドール(1959年から今日まで作り続けられている)が、日本で生まれたことを知ったからであった。

そして、その誕生の歴史を調べていた時に出会ったのが、宮塚文子さんであった。
宮塚さんは、世界中のコレクターが憧れる最初期のバービーのドレスの製作に携わった唯一の日本人女性であり、マテル社のデザイナー、シャーロット・ジョンソン女史のアシスタントとして、約1年間、帝国ホテルの一室を仕事場として、歴史に残るお仕事をなされた方。
その宮塚さんが、これまで誰にも明かさなかったバービー・ファッション誕生秘話を一冊の本にまとめられた。それが、「バービーと私 着せ替えドレスを作り続けた半世紀」(亜紀書房 1,680円)である。
バービー・ドレスや小物の製作に関する非常に興味深いエピソードやプロトタイプ・ドレスの写真、そしてフィフティーズのムードが満載されている。昭和という時代を背景に、”安かろう悪かろう”と言われた日本製品を世界基準に押し上げた「働く女」の激動の一代記。
因みに、5月29日(日)の朝日新聞に「モノ作りを支えた猛烈な仕事」という見出しで素晴らしい書評が掲載された。

book review.JPG

バービー・ファンやファッションドール・ファンはもとより、昭和という時代に興味のある方にも、おすすめしたい一冊。
ぜひ、書店で手に取ってみてください。

亜紀書房のサイトは↓

http://www.akishobo.com/

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posted by sumiko at 19:16| 東京 ☀| Comment(1) | TrackBack(0) | BOOKS | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
渡辺さま、ご紹介ありがとうございます!
朝日新聞で掲載後、少しずつ動いております。
渡辺さんのご協力なしにここまでできませんでした。御礼申し上げます。
Posted by 亜紀書房田中 at 2011年06月09日 14:23
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