2015年12月12日

「アラビアのロレンス」ゼドリック "Lawrence d'Arabie" Zhdrick

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「タフでハンサム、肉体的唯美主義と精神性が結合した男性たち。過去の概念による差別や偏見を無視し、愛と平和、創造性、そして美を尊重する男性像」と高らかに創作コンセプトを掲げて生み出されたのが、ビリーボーイ BillyBoy* の男性人形たちであった。彼らがミドヴァニィ Mdvanii の世界に登場したのは1992年。白人のロギィ・ロギィ Rhogit-Rhgit と双子の弟ティームキー Tiimky そして黒人のゼドリック Zhdrick であった。

          ↓の写真は、男性人形の創作コンセプトを示した小冊子。
          Rhogit-Rhogit  brochure.jpg zhdrick in brochure.jpg

彼らは身長約27cm。レジン製。解剖学的に正確さを目指した男性ボディーを持ち、当時、世界で最もセクシーな男性人形と呼ばれ、センセーションを巻き起こした。因みに、ロギィ・ロギィはアーティスとであると同時に水兵であり、ミドヴァニイの恋人。ティームキーは生物学者。そしてゼドリックは黒人美女ディーの弟でありミュージシャン。全員がバイセクシャルという設定であった。

その後、1995年から1997年にかけて、彼らには更なる品質と芸術性の向上が図られ、その身体はフランスが誇る名窯セーブル窯で焼成されたポーセレンによるものとなって生まれ変わった。彼らの身長はレジン時代に比べ少し伸び、28.5cmとなり、その分、足が長い。又、首は左右に回るだけでなく、あらゆる角度に傾けられ、手足のジョイントも改良が加えられ、よりスムーズにポーズが取れるようになったのが特徴だ。又、ボディー・スタイルも更にリアリティーが追及され、セクシーさに磨きがかけられた。

前置きが長くなったが、このポーセレン製の黒人男性ゼドリックの最高傑作と言えるのが、今回ご紹介する「アラビアのロレンス Lawrence d'Arabie」である。
本作品は、映画「アラビアのロレンス」(1962年イギリス映画。デヴィッド・リーン監督。ピーター・オトゥール主演)に敬意を表したもの。但し、本来、白人であるロレンスを、作者ビリーボーイは敢えて黒人のゼドリックによって表現し、又、ロレンスが乗るラクダを馬に置き換えている。

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ブラウンの肌に精悍さと優しさを併せ持つようなブラウンの目、官能的な厚い唇、このゼドリックが着ているのは、白い木綿のチュニックに18世紀のシルクの布地を使用した美しいベスト、白いウールのサウレルパンツ、ウエストには黒革製の編みベルトをしめている。そして頭部にはベージュのシルク製ヘッド・スカーフにヘッド・バンド。左耳にピアス、そして木製のビーズ・ネックレスと「チャーム・サッチェル」と呼ばれる胸に下げる小さな袋を首につけ、右手首にはトパーズ色のビーズでできたブレスレットをはめている。そして白いチュニックとサウレルパンツの下には、身体のラインをくっきり浮かび上がらせる黒いボディー・レオタード。ゼドリックの肉体美を際立たせる何とも悩ましいスタイルである。そしてグレーのスエード製ブーツ。

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この他、付属品として、アフリカ人アーティストの作である革張りの馬、乗馬用のムチ、革製の大きなバッグ、18世紀の布地を用いた敷物が含まれる。そして、この作品「アラビアのロレンス」は、赤にゴールドの唐草模様がプリントされた亜麻布にくるまれ、エキゾティックな手編みのカゴに入れられていた。

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心憎い演出が満載された非常に存在感のあるポーセレン製ゼドリックの究極の作品と言って過言ではなく、作者ビリーボーイの男性人形創作への並々ならぬ情熱とこだわりが伝わってくる。
当時、同じテーマで5体制作(全て一点ものの顔と衣装を持つ)され、現在ここにご紹介した1体のみ入手可能である。

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1997年制作
販売可能品

Photo (C) Sumiko Watanabe

Xmas セールのお知らせ

今回ご紹介した「アラビアのロレンス」ゼドリックを含むミドヴァニィの世界の男性人形たちを、12月19日(土)から、スペシャル・プレゼント付き、超お得なプライスにて販売いたします。
ご興味お有りの方には、カタログをお送りいたしますので、下記までご連絡ください。

Email: sumikowatanabe@lime.ocn.ne.jp



Mdvanii and all related names and the name of BillyBoy* is the sole copyright and trademark of BillyBoy* and used with permission click on this link for all copyright information.

http://www.fondationtanagra.com

なお、ミドヴァニィを始めとするビリーボーイのドール・クリエーションの公式サイトは以下のものです。

http://www.mdvanii.ch/en/mdvanii/

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posted by sumiko at 23:31| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | male dolls | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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