2019年10月18日

ロフィシェル・ミドヴァニィ Surreal Bijoux - Mdvanii 24

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ビリーボーイの自叙伝的スキャパレッリ研究書「フロッキング・ライフ」(FROCKING LIFE sEARCHING FOR ELSA SCHIAPAARELLI)より、第15章「シュールレアル・ビジューからミドヴァニィへ」(Sureal Bijoux - Mdvanii) の翻訳です。

ロフィシェル・ミドヴァニィ L'OFFICIEL MDVANII


1992年9月、ロフィシェル誌(L'OFFICIEL magazine) は、「常軌を逸したビリーボーイ」というタイトルを付けた16頁に渡るミドヴァニィの記事を掲載した。

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それは、私のファッション・コレクションとシュールレアル・ビジュー、そしてオートクチュール・ドレスを着たミドヴァニィ・ドールを特集したものであった。ミドヴァニィは「フレンチ・オートクチュールのマスコット」として紹介され、私がアンティーク・ドールの家具からデザインしたものとイギリスの職人によるカスタムメイドのチッペンデイルのリプロダクションのミニチュア・インテリアの前でポーズをとった。彼女のドレスには、ショーメやハリー・ウィンストンの高価なジュエリーがコーディネートされた。

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私たちは、この雑誌の為に限定版のミドヴァニィ・ドールを制作した。そして彼らは、このミドヴァニィの写真を表紙にしたロフィシェル誌のスペシャル・エディションまで作ってしまった。

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なお、記事の中には、占星術の星たちをモチーフにしたシュールレアル・ビジューをつけたアデリーヌ・アンドレのドレスを着たベッティーナの写真も含まれ、ベッティーナが私とララ、そして私の新しいトーテムであるミドヴァニィについて語ったことが囲み記事として掲載された。その内容は以下の通りである。

私がビリーボーイに会った時、彼は即座に私に興味を持った。彼は誰とも違う。先ず第一に、身体的に、彼は一風変わったキャラクターだ。彼は常軌を逸したような服を着ていた。いくつかのゼブラの長いペニスがついた。又、一方、挑戦的に見える格好も。ビリーボーイは完全に彼の風変わりさを是認している。彼は全てに先行する真のクリエーターだ。彼は最初にバロック・コスチューム・ジュエリーによって彼のスタイルを創出した。彼の創造的オリジナリティーは、ビックリするような知識と素晴らしいユーモアのセンスが背景にある。ビリーはバロックなインテリジェンスを持っていた。そして彼にとって何が好ましいかを見つける鋭敏な目を。それはレーダーのようだ。彼は偉大な研究者だ。たとえ、彼が自分の為に劇場のような宇宙を創造したとしても、そこで彼はでたらめな演技はしない。彼の度を越した熱情は、すぐに消滅する。なぜなら、彼は肉食獣のように熱情の対象物を即座に食い尽くすからだ。勿論、彼はデリケートで気まぐれ。しかし、彼は決して平凡ではない。ビリーは、人生を静かにさせ、背後の思い出の塊を選ぶという種類の精神の持ち主ではない。彼は変化を好み、それを言う勇気を持っている。

私の才能を誇張した、とても魅力的な記事であった。しかし、それは当時、パリが如何に作用していたかということである。インターネットはなく、只、旧式の報道のみがあった時代だ。
私の友人で「ゲイ作家」という言葉を作り出したエドモンド・ホワイトは、私が撮ったミドヴァニィの写真がフランス中のFNACギャラリーで3年間展示された時、素晴らしいテキストを書いてくれた。
又、私たちの友人ノーマン・メイラーは、単純に「私はあなたの素質が好きだ」との偉大な賛辞を述べた。彼の妻ノリス・チャーチは、当時、大規模なミドヴァニィ・コレクションを所持していた。しかし、彼らの死後、コレクションは情け容赦なく売られ、ある極めて珍しいゼドリック(黒人の男性人形)は、何とか私が買い戻すことができた。ジョン・バッファロー(ノーマン・メイラーの息子。1984年生まれ。作家、脚本家、俳優、プロデューサー、ジャーナリスト)への直筆の手紙は今も残っている。
(渡辺純子 訳)
次回へ続く。

Mdvanii and all related names and the name of BillyBoy* is the sole copyright and trademark of BillyBoy* and used with permission click on this link for all copyrights information.

http://www.fondationtanagra.com

ビリーボーイのシュールレアル・ビジューのサイト
     ↓
http://www.mdvanii.ch/en/article/surreal-bijoux-en
posted by sumiko at 19:15| 東京 ☔| Comment(0) | BOOKS | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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