2012年04月11日

城の鍵 Les Clefs du Chateau

porcelain Edie and Tzulli 2.jpg

怪しくロマンティックな背景に立つ少年っぽい雰囲気のズゥーリィ Tzulli (左)とトップ・モデル風のコケティッシュなイーディ Edie (右)。レオノール・フィニの絵の世界を彷彿させるムードだ。

二人は、「シックでグルービーなティーンエイジ・ガールズ」というコンセプトのもと、ビリーボーイとララ BillyBoy* & Lala によって、1995年に生み出されたポーセレン製一点もの作品。彼女たちのファッション性は、当時、世界中のコレクターをしびれさせた。

黒人のズゥーリィ Tzulli が着ているのは、「城の鍵」Les Clefs du Chateau という名前が付けられた一揃い。ブライト・イエローのコットンのブラウスに、ダーク・ローズのベストをはおり、ダーク・オレンジのジョッパーズをはいている。ウエストにはエルメス風の黒い革製のベルト、そして黒いシューズを合わせている。装身具は、ゴールド、オレンジ、イエロー、ブラックのビーズのネックレスとお揃いのイヤリング。写真に写っていないが、付属品としてエルメス風のトカゲの革製ハンドバッグやミニチュア・ブック、パフューム・アトマイザー、城の鍵3個、そして乗馬用のムチが含まれている。

一方、白人のイーディ Edie は、「何と大胆な、この小さなトップ!」Quel Toupet cette Toupie! と名付けられたキュートな水玉模様のミニドレスを着用。因みに、このドレスのファブリックは、フィンランドの有名テキスタイル・デザイナーでビリーボーイ BillyBoy* の友人でもあるマルク・ピリ Marku Piri がデザインしたもの。Aラインのミニドレスの裾には白いファーのトリムがついている。オフホワイトのストッキングにシルバーのシューズ。装身具は、淡いバイオレットとゴールドのビーズのネックレスとお揃いのブレスレット。写真には写っていないが、付属品としてパフューム・アトマイザーとフューシャ・ピンクのサテンのハンドバッグが付いている。

彼女たちの髪型は、パリ美容界の大御所であった故アレクサンドル・ド・パリによってデザインされ、人毛を使用したボブ・ウィッグ。それを取ると、更にポーセレン製のモールド・ヘアーが現れるという二重構造になっている。人毛のウィッグをつけたスタイルは、デイ・ウエアに向いており、モールド・ヘアーは夜の装いに効果的だ。それらは、メーキャップと絶妙な調和を見せ、1960年代、1970年代のヴォーグ・スタイルを想わせた。

トップのイメージは、アフリカ大陸の某王家の血筋を引くズゥーリィ Tzulli が、パリ郊外の彼女の住まいである城の鍵を持って、親友のイーディ Edie を招き入れようとしているところ。

Photo (C) Sumiko Watanabe

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posted by sumiko at 15:49| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | Edie and Tzulli | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする