2012年05月23日

金曜日のソラヤ "Vendredi" Soraya

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ちょっと神懸かっていて、超聡明!ソラヤ Sorayaは、窺い知れぬインドの女神。
「全部分かってしまうと寛大になれるものよ」(スタール夫人)が彼女の人生哲学。

ミドヴァニィMdvaniiの世界に、インドのエキゾティシズムとパリ・ファッションの魅惑をもたらした第3のキャラクター「サイキック・インディアン」(レジン製)が紹介されたのは、1992年春だった。彼女は女神の容貌を持ち、ミドヴァニィMdvanii と黒人ディーDheeiの魅力と完璧な調和を見せ、ミドヴァニィMdvaniiの世界を一層味わいのあるものにした。
また彼女は、エレガンスの要塞であるばかりでなく、「サイキック」、つまり人間誰もの内にある第六感を象徴した世界で最初のファッション・ドールであったという重要な意味を持っていた。

そして、それから3年、1995年夏、彼女はレジン製からグレードアップしたポーセレン製となり、新しく生まれ変わる。その名は、ソラヤSoraya
彼女は、美しく滑らかな小麦色の肌を持ち、褐色の切れ長の目、アルカイック・スマイル風のミステリアスな微笑みを浮かべた口元、そして漆黒の長い髪。ヘアースタイリングは、アレクサンドル・ド・パリによるものだった。衣装は勿論オートクチュール。

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今回ご紹介するのは、1995年夏に発表されたポーセレン製ソラヤSorayaの一点ものシリーズ「ソラヤの1週間 La Semaine de Soraya」より、「金曜日Vendredi」のソラヤである。
彼女が着ているのは、スキャパレッリからインスパイアーされたガーネット色のジャージーのシースドレス。デコルテには、ゴールドとブラックのフリンジがつけられ、ゴージャス感を演出している。黒いシックな長手袋。写真では分かり難いが、その上にパールの指輪が縫い付けられていて、シュールな遊び心がうかがえる。そして、白いシフォンのロングストールを優雅にまとう。
装身具は、凝ったビーズとパールのイヤリングとお揃いのネックレス、そしてゴールドのカフス・ブレスレット。黒いエナメルのハイヒール・パンプスを履いている。
また、彼女の付属品には、ハンドバッグ、香水瓶、金色の象のレリーフがついた木製の宝石箱などが含まれていた。
漆黒のビーハイブ・ロングヘアーは、アレクサンドル・ド・パリならではの素晴らしいカッコよさ!

彼女は、相変わらず人智を超えたサイキックな力を持ち、洞察力に満ちた深いまなざしで貴方を見つめる。
「金曜日のソラヤ」の魅力を少しでも感じていただければと思う。

人形本体は、フランス・セーブル窯焼成のポーセレン製。1995年制作。個人蔵

Photo (C) Sumiko Watanabe

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2012年04月16日

同性婚への挑戦を祝うニットのケーキ Wedding Challenge

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お祝い 《 CELEBRATION 》         
BILLYBOY* & LALA 30 YEARS OF OSMOSIS PRIDE 30 JUN 2012


前々回の当ブログ記事でもお知らせしましたが、ミドヴァニィ・ドール MDVANII の創作者であるアーティストのビリーボーイとララ BILLYBOY* & LALA は、カップルとなってから今年で30年になる。彼らは、1982年からパリで一緒になり(因みに私が彼らと出会ったのは1984年だった)、1997年からスイスに拠点を移し、現在、ジュラ州の州都であるドゥレモン(バーゼルの南西30km)に住んでいる。先日もお伝えした通り、彼らは、今年2月6日に彼らの「シビル・ユニオン」の手続きをジュラ州で行い結婚したことを公表した。因みに、スイスでは同性結婚は法的に認められていないが、「登録パートナーシップ法」と呼ばれる法律が2005年に成立し、異性結婚の夫婦に準ずる権利が同性カップルにも認められ、保証されている。この「登録パートナーシップ」は、「ドメスチック・パートナー」とか「シビル・ユニオン」とも呼ばれている。

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上の写真は、メキシコ系アメリカ人アーティスト、フェリックス・ド・エオン FELIX d'EON による1830年代のタロットカードを元にした3種類の結婚カップルのドローイング

ビリーボーイとララは、ジュラ州において「シビル・ユニオン」の手続きによって結婚したことを発表した最初のカップルであった。それ故、地元のマスコミが大騒ぎしたようだ。そしてその祝賀会が来たる6月30日(土)に行われる。折しも、当日は、スイスの「ゲイ・プライド」(同性愛者が同性愛者であることを誇ろうというイベント)の開催日。この機会に、同性婚への支持を象徴的なクリエーションによって社会に表明しようというプロジェクトが生まれた。

それはララのアイディアをベースにしたものである。高さ1mのニット製の3個のウェディング・ケーキ。各ケーキのトップに3組の結婚したカップル人形が乗せられる。ひとつめのケーキには伝統的な異性婚のカップル、そしてふたつめには男性のカップル、みっつめには女性のカップル。ケーキもカップルも全てニットで作られるというもの。

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既に、ドゥレモンの女性グループの手によって、素晴らし3個のケーキが完成しつつあるという。そして、最後の仕上げとなるのが、それらの上に飾る3組のカップルの人形だ。
ララは、フェイスブックの友人であるセシール・エレクティック・ジプシーランド Cecile Electic Gypsyland のブログとSW JAPANの当ブログを通して、世界中の人々に向けて制作の参加を募っており、日本から多くの作品が来ることを願っている。

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作品制作の条件は以下の通り。
●3組のカップル人形はどれも身長15cm。毛糸(鉤針編みなど何でも)で作られていること。レースやリボンなど他の素材は使用しない。
●伝統的な異性婚のカップルの場合:花婿はダークスーツの帽子(なくても良い)、花嫁は白いドレス。
●男性カップルの場合:ダークスーツ又はタキシードにトップハット。
●女性カップルの場合:白又はパステルカラーのドレス。
●どのカップルも人種を問わない。異人種カップルもOK。
●参加作品の中から、3個のケーキの上に飾る3組のカップル人形が選ばれる。そして選ばれたカップルの製作者には、ビリーボーイとララからオリジナルのアートワークスの写真が贈られる。
●また、参加者全員に、ビリーボーイとララからプレゼントが贈られる。
●全作品は、制作者の名前と都市、国を明記し、スイス・ドゥレモンの市役所に展示される。

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3個のウェディング・ケーキは、6月30日(土)の祝賀会のカクテル・パーティーで、ジュラ州の知事やゲイ・プライドの組織メンバー、一般市民やゲストの前で初公開されることになっている。

このプロジェクトは単に、ビリーボーイとララの「シビル・ユニオン」の結婚を祝うためのものではなく、人間の平等、差別や偏見のない社会を目指そうという象徴的なイベントと言っても良いと思う。
興味のある方は、ぜひニットのカップル人形の制作に参加されてはいかがでしょうか?

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作品は、6月15日(金)までに届くよう、下記のスイスのタナグラ財団宛に直接お送りくださるか、

BillyBoy* & Lala, Fondation Tanagra, CP6107, 1002 Lausanne, Swiss

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又は、SW JAPAN 宛に6月1日(金)までにお送りください。
SW JAPAN
〒154-0005東京都世田谷区三宿1−28−4

お問い合わせ:info@swjapan.net

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2012年04月11日

城の鍵 Les Clefs du Chateau

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怪しくロマンティックな背景に立つ少年っぽい雰囲気のズゥーリィ Tzulli (左)とトップ・モデル風のコケティッシュなイーディ Edie (右)。レオノール・フィニの絵の世界を彷彿させるムードだ。

二人は、「シックでグルービーなティーンエイジ・ガールズ」というコンセプトのもと、ビリーボーイとララ BillyBoy* & Lala によって、1995年に生み出されたポーセレン製一点もの作品。彼女たちのファッション性は、当時、世界中のコレクターをしびれさせた。

黒人のズゥーリィ Tzulli が着ているのは、「城の鍵」Les Clefs du Chateau という名前が付けられた一揃い。ブライト・イエローのコットンのブラウスに、ダーク・ローズのベストをはおり、ダーク・オレンジのジョッパーズをはいている。ウエストにはエルメス風の黒い革製のベルト、そして黒いシューズを合わせている。装身具は、ゴールド、オレンジ、イエロー、ブラックのビーズのネックレスとお揃いのイヤリング。写真に写っていないが、付属品としてエルメス風のトカゲの革製ハンドバッグやミニチュア・ブック、パフューム・アトマイザー、城の鍵3個、そして乗馬用のムチが含まれている。

一方、白人のイーディ Edie は、「何と大胆な、この小さなトップ!」Quel Toupet cette Toupie! と名付けられたキュートな水玉模様のミニドレスを着用。因みに、このドレスのファブリックは、フィンランドの有名テキスタイル・デザイナーでビリーボーイ BillyBoy* の友人でもあるマルク・ピリ Marku Piri がデザインしたもの。Aラインのミニドレスの裾には白いファーのトリムがついている。オフホワイトのストッキングにシルバーのシューズ。装身具は、淡いバイオレットとゴールドのビーズのネックレスとお揃いのブレスレット。写真には写っていないが、付属品としてパフューム・アトマイザーとフューシャ・ピンクのサテンのハンドバッグが付いている。

彼女たちの髪型は、パリ美容界の大御所であった故アレクサンドル・ド・パリによってデザインされ、人毛を使用したボブ・ウィッグ。それを取ると、更にポーセレン製のモールド・ヘアーが現れるという二重構造になっている。人毛のウィッグをつけたスタイルは、デイ・ウエアに向いており、モールド・ヘアーは夜の装いに効果的だ。それらは、メーキャップと絶妙な調和を見せ、1960年代、1970年代のヴォーグ・スタイルを想わせた。

トップのイメージは、アフリカ大陸の某王家の血筋を引くズゥーリィ Tzulli が、パリ郊外の彼女の住まいである城の鍵を持って、親友のイーディ Edie を招き入れようとしているところ。

Photo (C) Sumiko Watanabe

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2012年03月01日

ビリーボーイとララが結婚 BillyBoy* and Lala got married

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ミドヴァニィ Mdvanii の創作者であるアーティストのビリーボーイとララ BillyBoy* and Lala は、2月6日(月)に、スイスのジュラ州ドゥレモンのシティ・ホールにて結婚した。立会人は、彼らの養子であるアレク・ジリ Alec Jiri の他、カメラマンと新聞記者だけ。厳粛な雰囲気の中、儀式が執り行われたと、アレクから知らされた。
そして、来る6月30日(土)に盛大な祝賀会が開かれる予定。その日は、二人が一緒になってからちょうど30周年に当たる記念すべき日であり、又、スイスにおいて「ゲイ・プライド・デー Gay Pride Day」という重要な意味を持つ日でもあるという。
祝賀会には、ドゥレモン市長やジュラ州知事を含む地元の名士が大勢列席することになっており、特別なイベントが企画されつつある。


トップの写真は、パートナーシップの登録書類にサインするビリーボーイ(左)とVサインしているララ(右)。
下の写真は、地元の新聞に掲載された二人の結婚に関する記事。


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↓は、人形を愛でる幸せそうなビリーボーイの近影。フェルメールの絵のような雰囲気がしなくもない。

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2012年02月07日

イーディとズゥーリィ、シックでグルービーなティーンエイジ・ガール・ドールズ Edie & Tzulli, Chick and Groovy teenage girl dolls

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ミドヴァニィ Mdvanii の世界のティーンエイジ・ガール、イーディ Edie とズゥーリィ Tzulli。
イーディは、ミドヴァニィの妹であり、東洋語を学んでいる学生で、エレキギターに夢中だった。"GET GROOVY" が彼女の人生哲学。
彼女の黒人の親友ズゥーリィは、ミドヴァニィの親友ディーDheei の妹。アフリカ文化を勉強するかたわら、クチュリエのショーや写真のモデルのアルバイトをしていた。
彼女たちは、どちらも少年たちのミューズであり、憧れの的。

今回、紹介するのは、1995年に発表されたポーセレン製一点もののイーディとズゥーリィ。
シックでグルービーなファッションが呼び物だった。

写真右、イーディが着ているのは、1960年代モッズ・ファッションで名を轟かせたロンドンのストリート名を冠した「カーナビー・ストリート Carnaby Street」というウール製ストライプの膝丈ジャンプスーツ。革のベルトが付き、フリンジ付きのシルクのベストが組み合わされている。ジュエリーは、ブルーとゴールドのビーズのイアリングとネックレスとブレスレット。ブロンドのショート・ボブ・ヘアーと良くマッチしている。

写真左がズゥーリィ。彼女の装いには「玩具サロン Salon du Jouet」という名前が付けられたポップアート・プリントの木綿のコートに、ピンクのサテンのブラウスと水色のプリーツスカート、黄色のストッキング、黄色とオレンジ色のモッズな帽子、そして朱赤のエナメルのブーツを履いている。また、写真には写っていないが、彼女の付属品には、小さな人形やメタル製のアンティーク・ミニカー、ハンバーガー、コーラ、新聞、ノートなどが含まれている。
遊び心一杯の何とも楽しい作品だ。彼女たちは、今頃、どんな大人に成長したのだろうかと想像したくなる。

人形本体は、身長約25cm。フランスのセーブル窯焼成のポーセレン製。1995年制作。個人蔵。

Photo (C) Sumiko Watanabe

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2012年01月03日

HAPPY NEW YEAR 2012!

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HAPPY NEW YEAR 2012!

From Mdvanii, Dheei, Soraya, Rhogit-Rhogit, Tiimky, Zhdrick, Edie, Tzulli, Muio-Bix, Jobii, Ishwar, BillyBoy* & Lala, and Sumiko Watanabe.

あけましておめでとうございます。

今年もビリーボーイとララが作った、そしてこれから生み出すアート作品をご紹介してまいります。
どうぞよろしくお願いいたします。

SW JAPAN 代表 渡辺純子


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2011年12月30日

ビリーボーイとララの絵がスイス・ジュラ州のミュージアムへ BillyBoy* et Lala dans le Jura

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ビリーボーイとララ BillyBoy* & Lala は、今年の夏からスイスのジュラ山脈の町ドゥレモンに移り住み、アーティストとして精力的に活動を続けている。
そして、彼らによるミドヴァニィ Mdvanii をモチーフとした絵画作品が、ジュラ州の Musee Jurassian d'art et d'histoire に収蔵されることになった。
このニュースは12月19日付けで地元の新聞 Le Quotidien に大きく報道された。

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更に関連情報が以下のサイトにも。これは必見!

http://www.tsr.ch/video/info/couleurs-locales/3664799-ju-recontre-a-delmont-avec-billyboy-et-lala-un-couple-d-artistes-pour-le-moins-hors-norme.html

2012年の彼らの活躍が楽しみだ。

皆様、どうぞ良いお年をお迎えください。


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2011年11月28日

「地獄の悪魔」ディー Diabolo d'enfer DHEEI

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紅葉か、あるいは燃え上がる炎のような襟の付いた黒いシルクサテンのケープをまとった「地獄の悪魔」という名を冠せられた黒人美女ディー。電気を帯びたようなカッパー色のアイシャドーに彩られた強い眼差し、頭部には悪魔のシンボルである角が2本表現されている。極めてホットなディー作品である。この作品もまた、1998年に一点もの特別コレクションとして制作されたものだった。

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彼女が着ているのは、シルクサテンとベルベットで作られた黒と赤のマーメード・ラインのシースドレス。膝下の切り替え部分には、ケープとお揃いの炎のようなアップリケが付けられており、ウエストには、金色の鋲が打たれた黒いベルベットのベルトが付いている。黒いサテンのケープの裏地は真っ赤なシルク、そして前中央の縁には金色と赤のビーズが縫い付けられている。

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装身具は、金色のイアリングと黒い天然石が金色のチェーンにぶら下げられたペンダント・ネックレス。そして本作品のテーマにぴったりのトゲのような縁の付いたユニークな金色のブレスレット。

作者ビリーボーイ BillyBoy* は「地獄の悪魔」と命名したが、どこか不動明王のような雰囲気も感じさせる。厄除けになりそうなディーの逸品。
寒い夜には、こんなホットなディーを楽しんでいただければと思い、ここにご紹介した。

人形本体は、フランス・セーブル窯焼成のポーセレン製。1998年制作。個人蔵

Photo (c) Sumiko Watanabe

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2011年11月17日

「プリュム・ドオール」ミドヴァニィ "Plume d'or" Mdvanii

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きらめく黄金色の小さな羽根でできた髪に同色のアイシャドー、そして大きな黄金色の羽根にラインストーンが飾られたエキセントリックなネックレス。サファイア・ブルーの悩ましい眼差し、コケティッシュな真紅の唇。
「プリュム・ドオール」ミドヴァニィは、その名のごとく黄金色の羽根がモチーフの極めて魅力的な作品だ。前回ご紹介した「プティ・トリアノン」と同じく、1998年に一点もの特別コレクションとして制作されたものだった。

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彼女が着ているのは、非常にグラマラスなイブニングドレス。黒とゴールド・ラメのロングスカートに袖なしのチュニック、ゴールド・ラメの長い手袋に黒いシルクのストッキングと黒いレースのパンティー、そして黒いマラブーのドラマチックなイブニングハットを被っている。

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魅力のポイントのひとつである黄金色の羽根のネックレスは、シャネルのイアリングを利用したもの。そして、シャネル風のゴールドのカフス・ブレスレット。また、黒とゴールドのスキャパレッリ風の電話機型ハンドバッグも見逃せない。

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黄金色の羽根の髪型は、スカルプテッド・ヘアーと呼ばれ、ポーセレンを小さな羽根状に形造られたもので、非常に手が込んだ仕事がなされている。

全体的に1920年代のムードが漂う驚きと美しさに満ちた名品だ。
深まりゆく秋の夜長、黄金色の羽根、「プリュム・ドオール」ミドヴァニィのイメージを楽しんでいただければと思う。

Photo (c) Sumiko Watanabe

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2011年08月28日

「プチ・トリアノン」ミドヴァニィ "Petit Trianon" Mdvanii

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乙女チックなライラック色のアップヘアーに、夢見るようなブルーグレーの瞳とふっくらしたバラ色の唇・・・・。
マリー・アントワネットが愛した館「プチ・トリアノン」の名を冠した、このロマンチックな雰囲気を漂わせるミドヴァニィは、前回ご紹介した1998年に発表されたポーセレン製ミドヴァニィ一点ものシリーズの中の一作品。前回の「宇宙の花」ミドヴァニィとヘアースタイル、カラー、メーキャップが似ているせいか、並べてみると、まるで姉妹のように見える。ということで、連続してご紹介することにした。

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彼女が着ているのは、美しく肩を見せたピスタチオ・アイスクリーム色のシルク・モスリンの夏向きのカクテルドレス。デコルテの縁の部分には赤とオレンジ色の花の刺繍付き。そしてウエストには、赤とグリーンのクラシックなリボンが乗せられたピンクのチンツ製の長いボウでアクセントが付けられ、後ろの部分には赤とオレンジ色の花の刺繍がほどこされ、蝶結びされている。

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ドレスの下にはピンクのペチコート、そして注目すべきは、ドレスとお揃いの花の刺繍がなされた薄霞のようなパンティーと、やはり花の刺繍がアクセントにつけられた白いレースのストッキングだ。
これまでミドヴァニィは、ドレスのシルエットをそこなわないようにと、決して下着をつけたことがなかった。ところが、この年初めて、ビリーボーイはミドヴァニィのために可愛くてセクシーな下着をデザインした。それはミドヴァニィの歴史上、極めて稀なことであり、下着をつけたミドヴァニィは、後にも先にも、この「プチ・トリアノン」を含めて数体しか存在しない。それらのミドヴァニィはコレクターにとって、ある意味、垂涎の作品といえる。

彼女の装身具には、白い手吹きガラスのスズラン型のイアリングとクラシック・リボンから作られたチョーカー。
又、付属品には、ライラック色のビーズの持ち手がついた、ウエストのボウとお揃いの布製ハンドバッグ、そしてゴールドのハイヒールシューズ。

「プチ・トリアノン」は、そもそも植物学研究に熱心だったルイ15世がフィールドワークのために造らせた英国と中国の折衷スタイルの庭園であり、城館は愛人ポンパドール夫人の発案で建てられた。その後ルイ16世が、マリー・アントワネットへ贈ったというストーリーが知られている。
マリー・アントワネットがこよなく愛した美しい庭園を、今、ミドヴァニィが歩いている姿を想像していただければと思う。

人形本体はフランス・セーヴル窯焼成のポーセレン製。1998年制作。個人蔵。

Photo (C) Sumiko Watanabe

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2011年08月24日

「宇宙の花」ミドヴァニィ Fleurs Cosmiques Mdvanii

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最愛の母が、8月初旬に亡くなった。
彼女は、長年ミドヴァニィを陰ながら応援していてくれた一人だった。
その母が好きだったのが、今回ご紹介する「宇宙の花」と名付けられたミドヴァニィだ。
彼女は生前、長きに渡って油彩画をやっていて、中でも特に花の絵を好んで描いた。そして、「私が死んだら、宇宙の花になりたい」とよく言っていた。
そんなことからか、「宇宙の花」ミドヴァニィに関心を持ったのかも知れない。

本作品「宇宙の花」ミドヴァニィは、ミドヴァニィ生誕10周年記念に先駆けて、1998年の夏に発表されたポーセレン製ミドヴァニィの一点ものシリーズの一作品である。
このシリーズの大きな特徴は、ポーセレンによる彫刻的なヘアースタイルと、ディオールのもとでキャリアを積んだ若手ファッション・デザイナーF氏をスタッフに迎えたことによる徹底したオートクチュール・ファッションの実現。
美とエレガンス、そして高品質とユニークなアイディアが結集した衝撃的なミドヴァニィの誕生だった。

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「宇宙の花」ミドヴァニィ Fleurs Cosmiques Mdvanii;
夢幻的なライラック色のエンパイア・スタイルのスカルプテッド・ヘアー。それは、ナポレオンの妻、ジョセフィーヌ皇后の髪型を想い起こさせる。人形本体と同様、フランスが誇る名窯・セーヴル窯で焼成されたポーセレンで形作られている。そこには、白い手吹きガラスで作られたスズラン型の小さな花が飾られ、お揃いのイアリング。
美しくカーブを描いたグレーの眉とアイシャドー、そして妖艶なバイオレットの口紅。
彼女がまとっているのは、宇宙的なピンクのメタリックの花が飾られたワトー・スタイルの白いサテンとピンクのチンツ(更紗木綿)のゆったりしたロングドレス。そして、写真では分からないが、その下にセクシーなピンクのシースドレスを着ている。

因みに、ワトーとは、Jean Antoine Watteau (1684~1721)、フランス・ロココ時代の画家であり、柔らかな薄霞のような色彩に包まれた夢幻的な作風を特徴とした。またしばしば、当時の風俗をモチーフにしており、その作品はファッション史の参考にされることも多い。

要するに、今回のミドヴァニィが着ているドレスは、ワトーの絵に出てくるような当時のエレガントな女性たちが着ていたゆるやかなドレスからインスパイアーされたものと言って差し支えないと思う。

直接、本作品と関係ないが、参考までワトーの代表作のひとつを以下にUPした。
フランス、1720年当時の美術商の店内の様子が描かれている。人々のファッションが参考になる。

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The Signbord for the Shop of the Art Dealer Gersaint, 1720. Berlin, Staatlice Museum

「宇宙の花」ミドヴァニィ、それは夏の終わりの夜空に咲く宇宙の花か、・・・・・クラシックとアバンギャルドが見事に融合したロマンティックな作品だ。

亡き母の思い出と共に・・・。

Photo (C)Sumiko Watanabe

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2011年06月05日

バービーと私 "Barbie and me" by Fumiko Miyatsuka

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ミドヴァニィ・ドールの創作者であるビリーボーイは、バービー・ドールの世界的コレクターであり、研究家としても知られている。その彼と私が知り合ったのもバービーがきっかけであった。1980年代初め、パリに住んでいた頃のことだった。そして1986年、日本に帰国してから、有志とともバービー・コレクターズ・クラブJAPANを設立した。私が、国内でバービーの組織を作ろうと思った大きな理由は、20世紀最大のロングセラー・ドールとして世界中の人々から愛されてきたアメリカ・マテル社のバービー・ドール(1959年から今日まで作り続けられている)が、日本で生まれたことを知ったからであった。

そして、その誕生の歴史を調べていた時に出会ったのが、宮塚文子さんであった。
宮塚さんは、世界中のコレクターが憧れる最初期のバービーのドレスの製作に携わった唯一の日本人女性であり、マテル社のデザイナー、シャーロット・ジョンソン女史のアシスタントとして、約1年間、帝国ホテルの一室を仕事場として、歴史に残るお仕事をなされた方。
その宮塚さんが、これまで誰にも明かさなかったバービー・ファッション誕生秘話を一冊の本にまとめられた。それが、「バービーと私 着せ替えドレスを作り続けた半世紀」(亜紀書房 1,680円)である。
バービー・ドレスや小物の製作に関する非常に興味深いエピソードやプロトタイプ・ドレスの写真、そしてフィフティーズのムードが満載されている。昭和という時代を背景に、”安かろう悪かろう”と言われた日本製品を世界基準に押し上げた「働く女」の激動の一代記。
因みに、5月29日(日)の朝日新聞に「モノ作りを支えた猛烈な仕事」という見出しで素晴らしい書評が掲載された。

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バービー・ファンやファッションドール・ファンはもとより、昭和という時代に興味のある方にも、おすすめしたい一冊。
ぜひ、書店で手に取ってみてください。

亜紀書房のサイトは↓

http://www.akishobo.com/

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2011年03月20日

日本の皆様へ ビリーボーイとララからメッセージ Message from BillyBoy* & Lala

MDV-3.jpg

3月11日(金)、東日本を大地震が襲いました。
この大地震でお亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りすると共に、被災地の皆様に心よりお見舞い申し上げます。
時間が経つにつれ、惨状の酷さが明らかになり、胸が潰れる思いです。
今、私たちは心をひとつにして、被災地の方々のために一日も早い復興を目指し、また原発の事故がこれ以上拡大しないよう、それぞれの立場からできることをしたいと思います。

今回の大地震の直後に、ビリーボーイとララ BillyBoy* & Lala からメールと電話をもらいました。そして彼らが、このたびの大地震を我ことのように胸を痛め、それと同時に、日本人の勇気と品位ある行動を称えるメッセージを当ブログを通して、日本の皆様へ伝えて欲しいと頼まれました。
以下に彼らからのメッセージをご紹介します。

親愛なる日本の皆様へ
私たちは、当ブログを通して、私たちの意識が日本の皆様と繋がっていることを申し上げたいと思います。
私たちは、皆様の国を襲った大災害に大変ショックを受けています。私たちの心は悲しみで溢れていますが、又、この大惨事における日本国民の皆様の勇気と品位ある行動に賞賛と尊敬の念を持ちます。
私たちは、このような高潔な多くの命が恐ろしい破壊によって失われたことを、そして今尚、多大な脅威にさらされていることを深く憂えています。
日本の皆様へ、特に、長年に渡り私たちを支えてきてくださった日本の友人の皆様とそのご家族へ、平和と希望に満ちたより良い未来が来るよう、私たちの思いの全てをお送りいたします。
ビリーボーイ&ララ BillyBoy* & Lala


なお、彼らからのメッセージと共に、トップに掲載したミドヴァニィの写真も送られてきました。
良きエネルギーを感じていただければ幸いです。

SW JAPAN
渡辺純子

Photo (C) BillyBoy*

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2011年02月21日

アンバー・ド・ヴェニス Ambre de Venise

ambre de venise 1.JPG

「アンバー・ド・ヴェニス」(ヴェニスの竜涎香)とは、ポール・ポワレがプロデュースした有名な香水のひとつとして知られている。その妖しく艶かしいイメージからインスピレーションを得て、1993年にビリーボーイ BillyBoy*が作ったのが、今回ご紹介するレジン製のミドヴァニィ「アンバー・ド・ヴェニス」Mdvanii "Ambre de Venise" である。

今から18年も昔の作品であり、当時の特徴である強い印象を与えるブラウン系のアイメーキャップに、上下に入れた濃いアイライナー、そして真紅のリップス。魔力のある顔だ。

彼女がまとっているのは、ベージュのシルク地にピンクと黒い糸で刺繍がほどこされた凝ったファブリックによる19世紀スタイルの華麗なイブニングドレスとミステリアスな黒いベルベットのロング・ケープ。因みに、ドレスに用いられた素晴らしいファブリックは、ビリーボーイのファブリック・コレクションの中から選ばれたもので、画家のラウル・デュフィ Raoul Dufy がイタリアのファブリック・メーカー、ビアンキニ・フェリエ Bianchini-Férier の為にデザインし、ポール・ポワレPaul Poiret が用いた本物だという。

ambre de venise 2.JPG ambre de venise 3.JPG ambre de venise 4.JPG

ドレスはジャケットとスカート(その下にはピンクのシルクのペチーコート)から成っている。そして、黒いベルベットのロング・ケープであるが、その裏地にもドレスとお揃いのポワレのファブリックが使われているというドラマティックな見せ方。また、ケープの衿には、パーブルのビーズで縁飾りがされている。

装身具は、パールにパープルとゴールドのビーズでできたネックレス、パールのイアリング、ゴールドのカフスブレスレット。そして黒いシルクのストッキングに黒いエナメルのハイヒール・シューズを履き、黒い手袋に、ビーズの刺繍がされた黒いベルベットのハンドバッグを持っている。この他、彼女の付属品として、夜会用のシルバーのマスクとグリーンのガラス製香水瓶、ピンク・ゴールドの壁飾りなどが付いていた。

ambre de venise 2 hairdo.JPG ambre de venise 4 hairdo.JPG

また彼女のヘアースタイリングは、パリ美容界の大御所であった故アレクサンドル・ド・パリ本人によってなされた。ダークブラウンの人毛のロングヘアーを後方でスタイリッシュに結い上げ、小粒のパールが丁寧に飾られており、手の込んだ美しさが際立つ。

何と濃密な作品であろう!
19世紀末のデカダンスと妖艶なアンバーの芳香が漂ってくるようで、頭がくらくらしてしまう。
勿論一点もの特別作品である。その価値が現在100万円以上と言っても差し支えないだろう。

個人蔵

Photo: (C) Sumiko Watanabe


《お知らせ》
ミドヴァニィのメール・オークションを2月26日(土)に行います。ご興味のある方には、カタログをお送りしますので、下記までご連絡ください。
Email: info@swjapan.net


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2011年01月03日

HAPPY NER YEAR 2011 FROM BILLYBOY* & LALA

mdvanii2011.jpg

上の写真は、ビリーボーイとララ BillyBoy* & Lala から、当ブログの読者の皆様へ送られてきた新年のご挨拶です。

エトワール凱旋門の側の草むらで遊ぶロギィ・ロギィ Rhogit-Rhogit たち。(セーブル窯で焼成されたポーセレン製の男性人形。1995年作)
のどかなイメージをお楽しみください。

Photo (C) BillyBoy*

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2011年01月02日

A HAPPY NEW YEAR 2011

florilege up.JPG

A HAPPY NEW YEAR
2011


新年あけましておめでとうございます。

この一年が皆様にとってより良きものでありますように。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

◎ビリーボーイ BillyBoy* の新作は、エロティック・ドローイングの予定です。近々当ブログでもご紹介して行きたいと思います。お楽しみに!


SW JAPAN
渡辺純子


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2010年11月28日

ミドヴァニィの化身 Incarnation of Mdvanii

Roussia.jpg

ララ Lala から1枚の美しい女性の写真が送られてきた。
端正な顔立ちに半眼のミステリアスな眼差し、そしてエキゾティックなターバンを巻いた髪型・・・・、1920年代頃の女性のポートレートであろうか、確かにミドヴァニィ Mdvanii のイメージを伝えるものだと思う。

単純にお楽しみくだされば幸いです。


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2010年09月13日

マン・レイによるカサッティ侯爵夫人のポートレート Marquise de Casati by MAN RAY

casati for blog.JPG

1920年代ヨーロッパ社交界の花形であり、また奇抜なファッションで人目を引いたカサッティ侯爵夫人。アーティスト・ビリーボーイ BillyBoy* が、彼女をモチーフにしたミドヴァニィ Mdvanii 人形を制作したことは、先日、当ブログでご紹介した。

http://sumiko-watanabe.seesaa.net/article/157386898.html

そして、1920年代、ダダ・シュールレアリストのアーティストとして知られるマン・レイが、彼女のポートレート(肖像写真)を撮ったこともお伝えしたが、そのポートレートが掲載された展覧会カタログをつい最近入手。

下の写真が展覧会カタログの表紙。

catalog of the Man Ray Exhibition for blog.JPG

そして、トップの写真が、カサッティ侯爵夫人のポートレートである。
マン・レイが1922年に撮影したもので、カメラぶれによって彼女の目が4つになった完全なる失敗作であり、「メドゥーサの目」とあだ名されたほどであった。しかし、カサッティ侯爵夫人は、それを喜んだと伝えられる。いかにも彼女らしい!
そして私もこの写真が好きだ。こんなシュールで魔術的なポートレートを撮ってもらったら、狂喜してしまうだろう。
因みに、この写真は焼き増しされ、当時の社交界に広まったと聞く。
マン・レイとカサッティ侯爵夫人の魂に乾杯!!


写真は、マン・レイ展カタログ(2004年)より
発行:株式会社アートプランニングレイ(c)2004


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2010年08月12日

ルシー・ミドヴァニィ・セールへ捧ぐ Hommage to Roussi Mdivani Sert

Roussia9.jpg

以前、ミドヴァニィ Mdvanii の名前の由来について書いたことがあったので、覚えておられる方もいることだろうが、ビリーボーイ BillyBoy* の創作人形ミドヴァニィ Mdvanii の名前は、ロシアの貴族家庭に生まれ、パリの画家セール氏と結婚したルシー・ミドヴァニィ・セール Roussi Mdivani Sert の名前から来ている。
彼女は、1920年代〜1930年代のファッション・リーダーの一人として知られた女性であり、シャネルの友人であり、顧客でもあった。
また、余談であるが、アールデコの時代のアーティストのパトロネスとして有名だったミシア・セールは、セール氏の最初の妻であり、彼はミドヴァニィと結婚するため、ミシアと離婚したと伝えられている。

midvani in book.JPG
上の写真:ルシー・ミドヴァニィ・セール Roussi Mdivani Sert (1986年8月、ザ・スペースで開催された「'30年代パリ・モード展」の図録より)

関連記事

http://sumiko-watanabe.seesaa.net/category/1059183-1.html

さて、今回ご紹介するのは、このルシー・ミドヴァニィ・セール Roussi Mdivani Sert へ敬意を表した衣装セット(1989年〜1990年制作 非売品)を身にまとった初期レジン製のミドヴァニィ Mdvanii である。

Roussia6.jpg

彼女が着ているのは、赤いシルクサテンのイブ・サンローランのファブリックを使ったブラウスに、黒いシルクタフタのイブニングスカート。黒いレースのストッキングに黒いエナメルのハイヒールシューズ。ビーズ刺繍が施された赤い帽子にシルクストライプが縫い取りされた黒いチュールのロングストールをつけている。そして装身具は、バロックパールのイアリングとゴールドのカフスブレスレット、そして Royal Highness Maria Pia de Savoie のためにビリーボーイが作った十字架ネックレスのミニチュアだ。

Roussia11.jpg

更に着替えとして、黒いシルクタフタのノースリーブ・ブラウスと白いシルクのロングストールにショッキングピンクの長手袋と刺繍されたゴールドラメのターバンが揃えられている。

Roussia3.jpg Roussia2.jpg

こだわり抜いた素材とスタイル。
ルシー・ミドヴァニィ・セール Roussi Mdivani Sert の名に恥じないゴージャスで気品のある衣装セットである。


★お知らせ
ミドヴァニィを中心としたビリーボーイの人形作品のオークションを、8月末頃に行なう予定です。ご興味ある方には、オークションカタログをお分けしますので、下記までご連絡ください。

Email: info@swjapan.net



Photo (c) BillyBoy*

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2010年07月25日

伝説のエキセントリック女性 カサッティ侯爵夫人を表すミドヴァニィ "Luisa, La Marchesa Casati" Mdvanii

Noir-et-turquoise8.jpg

1920年代、ヨーロッパ社交界随一の変わり者と言われた女性==それがルイーザ・カサッティ侯爵夫人であった。

その姿は、顔を死人のように青白く、髪はオレンジ色で、目にはベラドンナを塗って大きくし、濃く黒くアイラインを入れていた。皮紐につないだヒョウを連れたり、又、贅沢に着飾った黒人の召使を連れてローマの街を歩き回った(「風俗史から見た1920年代 狂気と不安定の時代」青木英夫著 源流社 より引用)と伝えられる。
何とゾクゾクするファッションセンスであろう!

また、彼女は単なる風変わりな女性ではなかった。知性と財力に恵まれ、独特の美意識と人生哲学によって、当時の芸術家や小説家を支援するパトロネスの一人としても知られていた。因みに、世紀末耽美派の代表格であるイタリアの詩人で小説家のダヌンツィオ(1863年〜1938年 戯曲「聖セバスティアンの殉教」など)は彼女によって支えられていたという。

このルィーザ・カサッティ侯爵夫人をイメージしたものが、今回のミドヴァニィである。

Noir-et-turquoise7.jpg

初期のレジン製ミドヴァニィであり、意志の強そうな眉に黒く濃いアイラインが引かれ、カサッティ侯爵夫人の名に恥じないミステリアスな目と風変わりなダーク・バイオレットの口紅が特徴。
頭にはターコイズ色とブラックのターバンを被り、ターコイズ色とブラックでそろえたジュエリーを身につけている。

Noir-et-turquoise3.jpg

彼女がまとっているのは、1920年代のシャネルの黒いシルククレープのドレスから作られたイブニングドレス。それは1990年、米国のFAOシュワルツで販売されたピンクのドレスの元となったプロトタイプである。

また彼女の側には、チッペンデール(中国風・ゴシック風の凝った飾りや彫刻がほどこされた家具)風のイスが置かれている。そしてステキなドレッサーも。これらは彼女のために作られた一点ものの家具だ。
イスの上に置かれたターコイズブルーのスカラベの付いたハンドバックにも目が引きつけられる。

Noir-et-turquoise9.jpg

ドレッサーの上には、イブサンローランの写真が飾られている。
察するに、彼女はイブ・サンローランのパトロネスだったようだ!?

Turquoise-close-up.jpg

ミドヴァニィは、確かにルィーザ・カサッティ侯爵夫人の魂を受け継いだ精神的末裔であると思う。

酷暑の夏、彼女のイメージから涼しいものを感じていただければ幸いだ。

ところで、偶然だが、何と今、日本でルィーザ・カサッティ侯爵夫人の肖像写真を見られることが分かった。
広島県立美術館で10月24日まで開催されている「マン・レイの肖像写真」展である。その中に「カサッティ侯爵夫人/ わが魂の肖像」が含まれているのだ!
ご興味ある方は、ぜひ出掛けてみてください。

http://www1.hpam-unet.ocn.ne.jp

その他のお知らせ
ミドヴァニィに関する新しいブログがスイスとフィンランドで誕生した。

http://mdvaniiism.blogspot.com/

http://mdvanii-finland.blogspot.com/


今回の写真は全てビリーボーイによるもの。Photo (C) BillyBoy*

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2010年06月24日

アンナ・カレーニン Anna Karenine

Anna-Karenine4.jpg

ビリーボーイとララ BillyBoy* & Lala からステキな画像が送られてきた。
1989年に作られたプロトタイプ衣装、バレンシャガ風のトラペーズラインのイブニングコートにツートーンカラーのシースドレス、を身にまとうミドヴァニィ。頭にはロシア風の毛皮の帽子を被っている。
画像には、"Anna Karenine"とタイトルがついていた。トルストイの不朽の名作「アンナ・カレーニナ」のヒロインをイメージしたものであろう。

この長編小説に関しては、私も中学生の時、早熟な同級生に触発されて、その子と競うようにして頑張って読破したものだった。しかし、美しい人妻の不倫の愛と死にいたる心の軌跡を理解することは殆ど不可能だった。全てに絶望して、爆走する列車に身を投じた彼女の最期には、悲しみというより、無性に腹が立ったことが思い出される。
女は男の為になんか死ぬことはない。美しい女はタフでなくてはならない。そう、思った。
そういう意味で、ミドヴァニィは、私の理想の女性像に近い。恐らく、彼女が演ずるアンナ・カレーニンは、夫とも恋人とも別れ、第3の道を歩むことだろう。

Anna-Karenine7.jpg Anna-Karenine6.jpg Anna-Karenine3.jpg Anna-Karenine1.jpg

さて、画像に話は戻るが、彼女が着ているプロトタイプ衣装は、その後、1995年に発表されたポーセレン製ディー「ビザンス」Dheei "Byzance" によって世に出された。

ところで、「アンナ・カレーニン」ミドヴァニィの背景に写っている木製のオブジェだが、これもビリーボーイの作品である。彼が昨年頃から追求している立体造形表現のひとつであり、アフリカの木彫アートのような素朴でパワフル、そしてどことなくユーモラスなのが特徴だ。
ミドヴァニィと不思議と調和しているのがミソ。でも一体、彼のアートはこれから何処へ向かうのだろうか?
それもまた、大いに楽しみである。


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2010年05月01日

猫の美しさについて考える女 Woman Thinking about the Beauty of a Cat ビリーボーイが描いた近未来の女性像より

Woman thinking about the beauty of a cat.JPG

アーティスト、ビリーボーイBillyBoy*による近未来の女性像シリーズ "THE INTROSPECTIVE MDVANII WOMEN OF THE FUTURE" の中の1作品。「猫の美しさについて考える女 Woman Thinking about the Beauty of a Cat」と題された絵である。
とかく嫌味になりがちな赤とグリーンというカラーコントラストを、実にうまく調和させ、見る者に鮮烈な印象を与える悩ましいポートレートだ。
唇を緑色に塗ったところがミソ。それはまるで日本の「笹紅」(緑色の口紅。江戸時代後期に流行った化粧法。遊女が好んで使用したという)を想わせ、ミステリアスな効果を醸している。
猫の美について考えているうちに、それが授かったしまったかのような女・・・・。あり得ることだ。

因みに、ビリーボーイ BillyBoy* は大の猫好き。それもペットショップなどで売られている高価な猫ではなく、捨てられた野良猫を拾ってきてたっぷり愛情を注ぎ、立派なレディに育てる。
その彼が数年前から飼っているのが、下の写真のキティ嬢。野良猫あがりだが、今はビリーボーイBillyBoy*家の女主人である。彼の家に泊まらせてもらうには、キティ嬢に気に入られることが不可欠だ。

kitty 1.jpg kitty 2.jpg kitty 3.jpg

何ともハッピーなキティ嬢とビリーボーイ BillyBoy*!
「猫の美しさについて考える女」のポートレートは、まさにビリーボーイ BillyBoy* の心を映した鏡であろう。

40cm×29.5cm 紙にクレヨンとパステル 販売可能


◎ところで余談であるが、今年2月11日に急逝したイギリスのファッションデザイナー、アレキサンダー・マックィーン Alexander McQueen を悼むビリーボーイBillyBoy*のコメントが下記のサイトに掲載されている。
ビリーボーイBillyBoy* は、マックィーンのファッションと個性を愛し、非常に親しい間柄であった。

http://www.fierth.com/2010/04/11/lee-mcqueen-excerpt-from-my-american-family-in-one-era-out-the-other-an-autobiography-by-billyboy/

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2010年04月18日

宇宙の集合について考える女 Woman Thinking about the Convergence of the Universe ー ビリーボーイが描いた近未来の女性像より

mdvanii woman F.JPG

アーティスト、ビリーボーイは人形創作やジュエリー・デザイナーとして知られているが、10代の頃から絵の才能も抜きん出ていた。そして2000年以降、絵画制作にも力を注いでおり、パリのアートオークション等で、その作品はコレクターを熱狂させ、高額で落札されている。

今回から、日本に上陸した彼の絵画作品シリーズ「未来の内観的ミドヴァニィ女性たち THE INTROSPECTIVE MDVANII WOMEN IN THE FUTURE」を1点ずつご紹介して行きたい。

ビリーボーイの絵画作品は、アカデミズムに全く毒されていない独創的でウィットに富んだスタイルとビビッドな色調を特徴としており、見る者にポジティブなエネルギーを与える。

このシリーズは2002年に発表されたのもであり、20作品から成っている。ビリーボーイが近未来の理想的な女性像として、知的で自由な「ミドヴァニィ(的な)女性たち」というイメージを創作し、彼女たちの魂の内なる強さとサイキックなパワーを表したものだ。そして、それらには、未来が女性たちによってリードされることが鮮やかに予見されていた。

さて、今回ご紹介するのはトップの写真。20作品のひとつ「宇宙の集合について考える女 Woman Thinking about the Convergence of the Universe」と題された絵だ。ビビッドな赤い背景に、黒いおかっぱ頭で歌舞伎の隈取りのようなアイメークにブルーの目をした女性の顔が描かれている。ビリーボーイによれば、彼女のメークは、やはりカブキからインスパイアーされたと言う。
この宇宙的なテーマとカブキメークの関係性は非常にミステリアスだが、その発想はいかにもビリーボーイらしい。

彼女の一見絶望的な孤独感をたたえた深い眼差しから、貴方はどんなメッセージを受け取られるだろうか?

40cm×29.5cm 紙にクレヨンとパステル。

個人蔵


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2010年03月23日

男がスカートを穿いた時 BillyBoy* visited to shock Helsinki

BB_HELSINKI.JPG

今から10年以上前のこと、友人の息子さん(当時小学生)が、スカートを穿きたいと言い出し、友人である母親が私に相談に来たことがあった。彼女によれば、息子さんは女の子になりたい訳ではなく、単に男の子としてスカートを穿きたいのだという。彼女自身、決して彼の自由な精神が分からない訳ではないが、スカートを穿いて学校へ行けば、イジメの対象になることは間違いないので、それを心配し、どうしたものか、ビリーボーイにアドバイスをもらいたいと言ってきたのだった。
それで、直ぐにビリーボーイに電話を掛けて、聞いてみた。その時の彼の答えは、「元々、男性がスカートを穿くということに問題はない。例えば、スコットランドの男性が着用するキルト(タータンチェックの巻きスカート)のように。世界には古来より、男のスカート姿はある。しかし、彼が学校にスカートを穿いて行ったら、周りに与えるショックが大き過ぎると思うので、当分は、学校が休みの日に、キルトスカートを穿かせてあげたらいいんじゃない。」というものだった。

何故、こんな話を突然思い出したかというと、1枚の写真がフィンランドのミドヴァニィ・コレクターから送られてきたからだった。それがトップの写真。
フィンランドの女性誌"Me Naiset" (私たち、女性)の1988年クリスマス号に掲載されたもので、記事のタイトルは「ビリーボーイが、ヘルシンキにショックを与えた」、そして、スカート姿のビリーボーイの写真の上には、「男性たちは、いつも、魅力というものを分かっていない − ビリーボーイのスカート姿への批判」と書かれていた。
因みに生地の全文を訳すと、

皆さんは、ロンドンのオブザーバー新聞が選んだ1989年の『マン・オブ・ザ・イヤー』(実際、ビリーボーイはこの年、彼のジュエリー・デザイナーとしての活動とユニークな個性が注目され、マン・オブ・ザ・イヤーに選出されている)に、どのようなイメージを持たれるだろうか?ボディ・ビルダーのような肉体?はたまた日に焼けてピチピチのレザーパンツを穿いた男?いや、全く違う。キュートなウールのスカートに、ぴかぴか光るエナメルの靴、そして派手なハンドバッグ。アメリカ人のファッション史家であり、デザイナーのビリーボーイ(29歳)は、彼の発刊したばかりのバービーの本の宣伝のためにヘルシンキを訪れた。

ビリーボーイは、オートクチュールに通じており、ニューヨークのメト
ロポリタン美術館へ行けば、彼の驚くべきジュエリーを見ることができる。彼は11,000体のバービー人形を所有していて、そのホビーのためにファッション界で活動をスタートした。
どの女性も皆、バービー人形を少しは持っている。と、ビリーボーイは、彼のラリーグラス(自動車レース用のメガネ)の奥でいたずらっぽい目を輝かせて断言する。


ボクは、エレガンスの内側と外側のバランスに特に興味がある。スタイルとはお金をかけることではない。貴方が、どのように着るかは問題ではない。貴方の衣服の下の貴方がどのようであるかが問題なのだ。

殆どの時間をビリーボーイは執筆に充てている。
書くということは、非常に価値のある活動だ。なぜなら、それは貴方を貴方自身を向き合わせるから。


ビリーボーイは、週に何千もの郵便物をファンから受け取るが、滅多に返事は出さない。それらの手紙の殆どが、バービー人形を柚って欲しいとか、結婚のプロポーズだったり、又はお金を貸してくれないか、といったものばかりだから。
(翻訳協力 ジョエル・サンドバーグ)


若き日のビリーボーイの懐かしい写真だ。スカートを見事に着こなしている。そして、男性がスカートを穿いてどこが悪い? その魅力を理解できないのは野暮天だと言っているかのよう。そして、それは今の時代にも有効なメッセージかも知れない。因みに彼は、今でも時々スカートを穿くことがあるし、その着こなしぶりはトップモデルも顔負けである!

ところで、写真の彼が手にしているのは、当時数ヶ国語に訳された彼のバービーの本"Barbie Her Life and Times" のフィンランド語版。なお、日本語版は「We ラブ バービー」と副題がつけられ、私が監修し、グラフィック社から刊行された。関わった私が言うのも如何なものかと思うが、この本は、バービーとそのファッションにとどまらず、1950年代から1980年代のポップカルチャーにも言及しており、非常にエキサイティングな名著である。発刊に関しては、ビリーボーイの良き理解者でもあったジャクリーヌ・ケネディ・オナシスが大いに力になってくれたと聞く。残念なことに日本語版は現在絶版になっているが、ご覧になったことがない方は、中古でも良いからチャンスがあれば、ぜひ入手して読んでいただきたい。

barbie book.JPG barbie book japanese.JPG

上の写真 向かって左が英語版、右がグラフィック社から発行された日本語版



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2010年02月06日

雪の中の花 Flowers in Snow

flower1.jpg

日本列島、各地で寒い日が続いているが、ヨーロッパでは更に厳しく、30年ぶりの寒波と大雪に見舞われているらしい。
ビリーボーイとララ BillyBoy* and Lala が住んでいるスイス・ローザンヌ郊外では、連日雪が降りしきり、気温は零下4℃を下回るという。

折りしも、ララ Lalaから素敵な写真が送られてきた。

flower2.jpg flower3.jpg

雪を被った美しい花。一体何という花だろう思っていたら、何と、パーティーやウィンドー・ディスプレーに使用されたプラスチック製の花。
ゴミとして捨てられたものに雪が積もり、それを撮ったそうだ。
まるでポップアート!
アンディ・ウォーホルのシルクスクリーンの花を彷彿させる。
ララLalaのセンスにシビレた。

Photo (C) Lala

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2010年01月01日

A HAPPY NEW YEAR 2010 WITH MDVANIIISM

new year card with mdvaniiism 2010.JPG

新年あけましておめでとうございます。

今年はビリーボーイとララ BillyBoy* and Lala の新しいコンセプトであるミドヴァニィイズム Mdvaniiism が爆発する年になりそう。
彼らの刺激的な新作にご期待ください。

SW JAPAN 渡辺純子


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2009年12月03日

オルキデ・ノワール(幻想の花、黒い蘭)ミドヴァニィ Orchidee Noire Mdvanii

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ナルシス・ノワール Narcisse Noire」(幻想の花、黒い水仙)という名の香水をご存知だろうか?
オレンジの花とローズ、そして甘美なムスクを巧みに配合した、ちょっとお香のような妖しく神秘的な匂いのする香水である。1921年、天才調香師エルネスト・ダルトルフ(キャロン社の創始者)によって創作されたものだった。
私は、1970年代から1980年代にかけて、香水に夢中になっていた時期があった。当時、東京・渋谷にあった東急文化会館の1階の片隅に、美人姉妹が経営する「マリソル」という小さな香水店があり、私は仕事の帰り、よくそこへ足を運んだ。この店は、本場パリから珍しいアンティークの香水を取り寄せ、量り売りしてくれることで知られていた。本当に小さい店だったが、一歩中に入ると、そこはまるで別世界。パリの香りをプンプンさせた美しい姉妹が、お客の若い女性達を魔法にかける。私もその一人であり、姉妹に憧れ、パリを夢見た。そんな私が最も好きだった香水が「ナルシス・ノワール」だった。そして、この名香が生まれたのが、パリのオペラ座に近いおしゃれな通りとして知られるリュ・ドラ・ペ(平和通り)。奇しくも、その後、私の仕事となったミドヴァニィと深い関わりのある通りだった。

さて、今回紹介する「ナルシス・ノワール」ならぬ「オルキデ・ノワール」(黒い蘭)ミドヴァニィであるが、1997年に発表されたポーセレン製の一点もの特別作品のひとつである。どこか東洋的な静かで神秘的なムードを持つ。その大きな原因は、彼女の金色がかったブラウンの瞳のせいかも知れない。普通、ミドヴァニィの目の色はブルーであり、ブラウンの目を持つものは僅か数体しか作られておらず、非常に珍しい。

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彼女が着ているのは、黒いシルクサテンのトップに、黒とゴールドラメのシーススカートが一体となったシースドレス。その上に、スカートとお揃いの生地で作られたジャケットと黒いシフォンのロングスカートが繋がった幻想的なイブニングコートを重ねる。ジャケットには黒いシフォンのプリーツの衿、スカートの後ろには大きな黒いサテンのリボンがアクセントについている。そして黒いシルクのストッキングに、黒いエナメルのオープン・トウ・ハイヒールシューズ・ジュエリーは、パールのネックレスとイアリング、そしてゴールドのカフスブレスレットだ。

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この素晴らしく幻想的な美しいドレスに加えて、更に呼び物となっていたのが、彼女のヘアー・デザインだった。それはアレキサンドル・ド・パリによるものであり、シャンパン・ゴールドに塗られた仏像を想わせるようなモールド・ヘアーの上に、人毛でできたブラック・ボブのウィッグを被せるというもの。つまり、二通りのヘアー・スタイルが楽しめる訳であった。
メーキャップは、グレーのアイシャドーに、ゴールドのアイライナー、そしてコーラル・レッドのリップス。

妖しいまでに神秘的な「オルキデ・ノワール」(黒い蘭)ミドヴァニィ・・・・・。彼女からは、パリの香りと共に、あの懐かしい「ナルシス・ノワール」の匂いが甦ってくるようだ。


人形本体は、フランスのセーブル窯のポーセレン製。約25cm。
1997年制作。
◎販売可能です。ご興味有る方は、当ブログの管理人までご連絡ください。


お知らせ

毎年恒例のミドヴァニィ、クリスマス・メール・オークションを12月中に行います。
今回ご紹介した「オルキデ・ノワール」(黒い蘭)ミドヴァニィを初め、レジン製サイキック・インディアン「ロジーヌ」やプロトタイプの「ピクニック」ミドヴァニィなど、数多くの貴重な作品が出品されます。
ご興味の有る方には、オークション・カタログをお分けしますので、当ブログの管理人又は、下記メールアドレスまで、ご連絡ください。


info@swjapan.net

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2009年08月20日

エニグマ ENIGMA

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摩訶不思議なマリンブルーの空間に浮かぶ古代エジプト風の衣装を身につけたミドヴァニィ。その下方には、宇宙人めいた全身ターコイズブルーに塗った、頭部にゴールドのアンテナをつけた2体のミドヴァニィが見える。何とも奇妙な写真に見えることだろう。
実は、この写真は、操作を誤って二重撮りしてしまったものなのだ。しかし、その偶然の効果が作品のテーマにマッチしていて、シュールで美しく見えたので、敢えて、ここに披露した。

撮影したのは2001年、スイスのイヴェルドンにあるサイエンス・フィクション専門のミュージアム La Maison d'Ailleurs で開催された「ミドヴァニィ、地球の思い出」展の会場。「エニグマ」を撮影したフイルムをカメラから取り出し、それを誤って再びカメラに入れ、知らずに別の作品を撮った結果であった。

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「エニグマ」ENIGMA: その意味を直訳すれば「謎めいたもの」。まさに、その名のごとく、非常にミステリアスで、これまでのミドヴァニィの制作コンセプトから大きく飛び出し、宇宙へ吹き上げるようなエネルギーと斬新な魅力を持つ作品だ。
近未来的な女性像を表現しており、金属と薄い麻布で作られた古代エジプト風の衣装をまとった2体のポーセレン製ミドヴァニィが、未来的なオブジェ(高さ約150cm)の中に立っている。内側をマリンブルーに、外側をブラックに塗った木製の箱、同じくマリンブルーに塗られた流木を屋根のように乗せ、黒く塗った石が4つ、意味ありげに箱の上と内部に置かれている。そして、シルバーメタルの立方体がそれらの基底部をなっている。2体のミドヴァニィは、完全に、この大きなオブジェの一部であり、全体でひとつの世界を構成しているのだ。
これを「アート」と呼ぶ人もいれば、「人形だ」と言うひともいることだろう。私には、そのどちらでもあるように思え、そしてどちらでも良いと思う。只、言えるのは、そこにいるミドヴァニィたちが、見るものに、手に取ってみたくなるような可愛らしさといとおしさを感じるさせるということだ。それが、彫刻のような所謂「アート」とは違うところだと思う。

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2体のミドヴァニィは、まるで姉と妹のように見える。姉は、薄い麻布の上にゴールドメタルの小さくて平べったいチューブをチェーンと糸で丹念に繋ぎ合わせたぴったりした足首までのシーススカート、一方、妹は、古代エジプトの文字が彫られた台形のゴールドメタルを繋いだミニスカートをはき、共に、レジンで作られた内臓感覚の、淡いブルーとゴールド又はカッパー色に塗られたブラをつけ、淡いブルーのプラットフォームシューズを履いている。
頭部はパール塗料で彩色され、頭の上には淡いブルーとゴールドに塗られたお椀を伏せたような形の宇宙と交信するアンテナが取り付けられている。
淡いバイオレットの仮面のようなメーク。バイオレットの瞳にダークバイオレットのリップスとネイルス。
彼女たちは、地球にやってきたエイリアンの姉妹のように見える。しかし、それと同時に、彼女たちの静かな顔からは仏像に通じるものが感じられ、どこか懐かしく、そして悩ましい。私が最も愛して止まないミドヴァニィ作品である。

人形はフランス・セーブルのポーセレン製。衣装は布、金属、樹脂。 オブジェは木、金属、石。
2001年制作 個人蔵

中段の写真向かって左の2点は、Photo (c) Hiroshi Noguchi Flowers

その他は、Photo (c) Sumiko Watanabe

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2009年07月15日

プロトタイプ・ミドヴァニィ PROTOTYPE MDVANII

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今年は、ミドヴァニィ生誕20周年にあたる。
1989年、パリで生まれた彼女が人形界にデビューしたのは、アメリカのドール・コレクター向けの新聞においてであった。そこで、注文予約が大々的に行なわれ、実際、人形がコレクターの元へ届けられたのは翌1990年だったと思う。

どのような製品にも、「プロトタイプ」と呼ばれるものが存在する。つまり、原型とか試作品といった意味を持つものであり、正式に販売される以前のモデルであり、プロモーション用に使われることも多い。そして、コレクターにとっては、どのジャンルの人形においても「プロトタイプ」は垂涎の的。因みに、バービードールのプロトタイプは、コンディションの良いものなど、ひところ100万円以上で取引されていた。

ミドヴァニィにも、当然のことながら、「プロトタイプ」が存在し、それらは、上述の新聞や、その他の雑誌などの紙面を飾った。そしてそれらの殆どは、現在、ビリーボーイの作品を管理するスイスのタナグラ財団の永久コレクションとなっている。
今回、紹介するプロトタイプ・ミドヴァニィは、1990年3月にパリで、ビリーボーイから私に委ねられたもの。フランスのファッション画の大御所であった故ルネ・グルオウによるミドヴァニィのイラストのモデルとなったミドヴァニィである。真っ直ぐな黒髪ボブに、ターコイズ色のシルクのシースドレス(胸の下に黒いシルクのリボンのアクセントがついている)に、黒いベルベットのベレー帽。このスタイルは、ポスターやパッケージ、カタログなどあらゆるところに使われ、ミドヴァニィを象徴するイメージとしてすぐに定着した。

以下の写真左から、プロトタイプ・ミドヴァニィの全身像、ルネ・グルオウによるミドヴァニィのイラストがプリントされたオリジナル・ボックス、ボックスの下に記されたビリーボーイによるプロトタイプの証明。

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下の写真は、当時のビリーボーイとスミコ・ワタナベ。姉弟の誓いをしたところである。背景にうっすらと写っているのは、アンディ・ウォーホルがビリーボーイの為に描いたバービーのポートレート。

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それにしても、このプロトタイプ・ミドヴァニィ、ヘアースタイルと平面的な顔立ちのせいか、かなり東洋的な印象を与える。日本へ連れ帰り、雛人形たちと並べてみても、全く違和感がなかった。パリで生まれたれっきとした西洋の人形なのに・・・。作者のこのセンスと発想は、一体どこから来たのであろうか?断っておくが、決して日本人である私の影響ではない。このことを一度、ビリーボーイに聞いてみたことがあった。彼の答えは、ステレオタイプのブロンド美人への反感がひとつの理由であったという。そして彼は、ミドヴァニィの創作コンセプトの第一番に「インテリジェンス」を掲げた。彼らしい、理想の女性像のコンセプトであった。そして、第二番目に「ビューティー」、三番目に「エレガンス」と続けた。そしてこれらの三つの柱によってミドヴァニィの成長が図られたのであった。

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因みに、このプロトタイプ・ミドヴァニィは、1990年、日本の雑誌「オリーブ Olive」で初めて国内に紹介された。当時のことを記憶されている方には、懐かしく思われることだろう。

さて、SW JAPANでは、毎年夏に恒例のミドヴァニィ・メール・オークションを行なっている。今年は、ミドヴァニィ生誕20周年を祝う意味を込めて、特に充実した品揃えとなっており、1990年に日本へ上陸したレジン製の最初期のミドヴァニィたち(以下の写真のもの)も何体か含まれている。

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写真左から、「テルトル広場 Place de Tertre」、「コンコルド広場のクリヨン Place de la Concorde, Crillon」、「パナシュ Panache」。

オークションの入札締切日は、7月20日(祝)海の日の真夜中12時。
ご興味ある方には、カタログをお送りしますので、当ブログの管理人又は、下記のメールアドレスまでご連絡ください。


info@swjapan.net

Photo (C) Sumiko Watanabe

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2009年05月05日

忌野清志郎さんを悼む Mourning for the death of Kiyoshiro Imawano, the King of Rock in Japan

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このブログを訪れる多くの皆様も既にご存知のことと思いますが、日本を代表するロック・ミュージシャン、忌野清志郎さんが5月2日に癌性リンパ管症のため58歳の若さで亡くなられた。
清志郎さんは、私の最も好きな日本のロック・ミュージシャンだった。
私と同世代であり、RCサクセッションの時代から、私は、彼のロックのメッセージ性に共感し、そのうまさにノックアウトされ、長年ファンを自認していた。彼の突然の訃報はあまりにも衝撃的であり、いまだに信じたくない。彼の天才を称え、偲ぶ文章などとても書く気になれないが、私にとって彼の魅力とは、過激さとユーモアとインテリジェンスそして永遠の少年性だ。(これは、後に出会うビリーボーイの魅力とも共通する。)せめて、私なりの追悼の気持ちを示したいと思い、喪服を着たミドヴァニィ "Charles etait trop genereux...."を、ここにUPした。

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「ガンもロックンロールだ」(ビートたけしさん談)と言って最後までポジティブに生き抜いた彼のロック魂に敬意を表するとともに、ご冥福をお祈りしたい。

彼の永遠の名曲のひとつで私の最も好きな「雨上がりの夜空に」を聞きつつ・・・・

http://www.youtube.com/watch?v=oIBBbprepQg

清志郎さん、ありがとう!!!!

純子&ミドヴァニィ

トップの写真 Photo (c) BillyBoy*
記事中の写真 Photo (c) Joel Sandborg


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